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□祭だ!!学校祭だ!!《後編》
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朝8時過ぎ―――
日曜日であるにも関わらず、学校内には生徒たちが忙しそうに動き回っている
なぜなら今日は学校祭だからだ
そしてA組も全員働いていた
約2名を除いては―――
クラ「やばい…!!すごくやばい…」
ロク「アクセルのバカーーー!!なんで起こしてくんなかったんだよーー!!!」
遅刻常習犯であるクラウドとロクサスである
全く起きなかったため、同室の者(ザックスとアクセル)に見捨てられたのだ、可哀相に
かつてないほど全力疾走し、A組の教室前に立つ
クラ「…やっぱりみんないるな……」
ロク「俺らが最後か…?」
クラ「だよな…
よし、ロクサス先行け」
ロク「Σは!?絶対やだ!!クラウド行けよ!!」
二人が行きたがらない理由、それはエアリスである
昨夜の作業の終わり頃のことだった―――
エア「あ、そうそう
明日は準備が忙しいから8時集合ね
ちゃんと来るのよ、遅れたりしたら…わかってるわよね?」
その時のエアリスの笑顔は思い出すだけでも恐ろしかった
クラウドとロクサスは身震いする
クラ「…ロクサス、ジャンケンしようか」
ロク「ジャンケッポンッ!!やったー♪」
クラ「Σおい待て!!今のは不意打ちだろ!!無しだ無し!!」
ロク「ダメ、不意打ちとか言ってるけど今クラウドパー出しただろ
だからクラウドの負け!!」
クラ「手が出てても心の準備がまだだった!!
絶対嫌だからな!!俺はまだ死にたくない!!」
「…ねぇ」
ロク「俺だってまだ死にたくないよ!!クラウドいつもティファとかにやられてるから慣れてるんだしいいだろ!?」
「ねぇ」
クラ「慣れてたまるか!!お前が逝け!!」
ロク「テメェェェ!!字が違うじゃねーか!!」
その時、クラウドとロクサスの肩を誰かが叩く
クラ「ん!?誰だこんな時……に……」
ロク「今俺は気が立ってる……んだ……」
振り返るとそこには昨日見たような恐ろしい笑顔を向けるエアリスが立っていた
エア「…二人とも、昨日今日と私の話を聞く気が無いの、ね?
いい度胸じゃない!!」
クラ&ロク
「ギャアァァァァァァ!!!」
クラウドとロクサスは朝一番の絶叫を上げていた
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