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□夏風邪
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とある夏の日の平日―――クロ高生寮の202号室では心配そうな顔のエアリス、ダガー、それに見守られてベッドの中にいるユウナがいた



ピピピッ



エア「38度5分…夏風邪ね」



ダガ「ユウナ、今日は休んだ方がいいわ」



ユウ「うん…そうする」



ダガーはユウナの額に濡れタオルを乗せる



エア「お粥、作っといたからお昼に食べて、ね

後でアイス買ってくるから」



ユウ「うん…ありがと

もう大丈夫だから、学校行って」



ユウナがそう言うと、心配そうではあるが二人は部屋を出て学校に行くことにした














クラ「おいティーダ、前貸してた数学のノート返してくれ」



朝のHRが終わった後、クラウドは以前貸していた数学のノートを返してもらうため、ティーダの所に来ていた

次の授業が数学のため、この時間に返してもらう約束だったのだ



ティダ「いいッスよ、ちょっと待ってて」



ティーダは自分の鞄を手に取ったその時―――



ガラッ



エア「おはよう、先生もう行っちゃった?」



クラ「あぁ、もう行った

珍しいな、あんたらが遅刻なんて」



ダガ「それが…ユウナが夏風邪引いてしまったらしいの」



ティダ「えぇ!?ユウナが!?もしかして一人?」



エア「うん…私は大丈夫だから、って」



ティダ「マジかよ!!俺ちょっと行ってくる!!」



ティーダはそう言うと弾かれたように鞄を持ち、教室を飛び出していった



ダガ「ちょっええ!?

…行っちゃった」



エア「あ、ユウナ寝てるかもしれないから静かに行きなさいよー!!」



クラ「よっぽど心配だったんだな」



ガラッ



キス「はい教科書とノート出して、始めるわよ」



クラ「…あ」



キス「どうしたの?」



クラ「あの、すいません、ノートが…」



キス「忘れたの?」



クラ「いや、そういうわけじゃ…」



キス「メイザービーム!!!」



クラ「ギャーー!!?



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