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□酒と温泉は旅館の華
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セル「ふはぁ〜着いた〜!!!」



セルフィはぐ〜っと背伸びをして旅館を見上げる



ゼル「おっ、なかなか立派だな」



アヴァ「3時間歩いたかいはあったね〜」



サイ「つーか荷物多過ぎんだよ、リュック何個背負ってんだ」



サイファーはリュック4、5個背負ってるアーヴァインを呆れ顔で見る

そう、彼らはリノアがケーキの懸賞で当てた温泉旅行優待券を手に山奥まで徒歩で来たのだ



アヴァ「そりゃ大荷物になるよ、枕とアイマスクとじゃがりこのサラダ味とじゃがバター味、ポテチのコンソメとうす塩とのり塩だろー

ピュレグミのグレープ味とレモン味とコンソメパンチ、あと紅茶花伝とCCレモン」



スコ「馬鹿め、えびせん忘れたな」



アヴァ「あっ、そうだった!!」



サイ「馬鹿めじゃねーよ、お前ら女子か!!!どんだけお菓子持ってきてんだよ!!!」



ちなみにスコールのリュックも皆に比べて4倍近くでかい



旅館の中に入ると、あまり客はいないようで、手早く受付を済ませる



キス「はやく温泉入ってさっぱりしたいわね」



リノ「うん、もう汗でベトベト」



ゼル「俺達もさっさと入ろうぜ」



と、いうことで部屋に荷物を置きに行き、温泉に向かったのだった














男湯の脱衣所にて、4人は荷物を置いて服を脱ぎ捨てる



ゼル「思ったより客いないんだな」



アヴァ「いいだろ、のんびり出来そうでさ」



サイ「お前はどうせ女湯目当てだろ」



スコ「くだらないな」



アヴァ「ちょっと!!その軽蔑込めた視線止めろよ!!

そんなことしたらセフィに嫌われるじゃないか、いくら僕でもそこまでしないよ」



タオルを腰に巻いてちょっと怒ったように睨むアーヴァイン

全員大浴場に向かい扉を開けた瞬間…



ジタ「あ、すいません
今椅子使ってるんで」



ジタンが女湯側の壁の前で高々と椅子を積み上げ、登っていた



サイ「何やってんだお前はァァァァァァァ!!!



ドゴォッ!!



ジタ「Σギャァァァ!!?



サイファーのツッコミと同時に4人はジタンの椅子の山を飛び蹴りやら何やらでぶっ壊した

上の方まで登っていたジタンは椅子と共に床に崩れていった



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