Ⅰ∞
□星痕と罪
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-----------天気は雨
荒れ果てた荒野は、音を立てて空の雫を吸っていく。
--------俺は雨が好きじゃない
この世界の光を奪って闇に染めて
空が哭いて(ないて)いるように見えるから
今日は彼女の一回目の命日だ
だから俺は雲に隠れているこの空の向こうで、
彼女が泣いてるような気がして、余計に雨が嫌いになった。
仲間達はきっと彼女の最期の場所…………
--------忘らるる都に祈りに行くだろう
俺は行けない
最期の最期、独りで…孤独なまま絶命させてしまった彼女の前で
どんな顔をしたらいいか分からないから
あの時俺は
何も出来なかった
その上事もあろうか
彼女をこの手で………
--------なぁ、エアリス
あんたは俺を許さないだろうな
この日を境に俺は雨の日はもちろん、
どんな天気でも憂鬱だった。
ティファも心配しているのか、仕事に行く俺を見送る時どこか寂しげだ。
俺のせい………だな。
この日の夜、俺は夢を見た。
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