藍色の唄
□1†やってきました。
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それは、いつもと変わらない日に起きた
「今日からもう1人、家庭教師が来るゾ」
いつものように屋上で3人(ツナ・獄・山)が昼食をとっていたら、どこからともなくリボーンが現れてそう言い放った
3人はというと、一瞬何を言われたのか理解出来ず ポカン とする
「な、何言ってるんだよリボーン!そんなの聞いてないぞ!!」
「言ってないからな」
「んな―っ!?」
誰よりも早く正気に戻ったツナが、即座に抗議を開始するが、一瞬で断ち切られた
さすがリボーン と言うべきか
「オレは反対です!!」
荒々しい声が上げられたほうへ全員が目を向ける
見れば、獄寺が俯いて肩を震わせていた
手に持っていたパンは、力を込めたせいか グシャッ と潰れてしまっている
最早、食べることは不可能だろう
「ご、獄寺くん…?」
ツナが恐る恐る声をかける
「オレはっ!!」
「ひっ」
ガバッと急に獄寺が顔を上げたので、ツナが思わず小さい悲鳴をこぼす
「オレは反対です!どこの馬の骨ともわからない奴に10代目の家庭教師を務めさせるなんて!!」
「どっちかとゆーと、オレのサポートだぞ」
「それでもです!」
鼻息荒く喋る獄寺を、宥めるように山本が肩を ポン と叩く。
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