藍色の唄
□3†毒を食らわば
1ページ/10ページ
並盛中に転校してきて、早一週間。
今日は、少し楽しみにしていた調理実習がある。
のに…。
『ビアンキが?』
「あぁ。昨日早速、ツナを狙いやがった」
『相変わらず行動が早いわね』
楽しく調理実習とはいかなそうね……。
それにしても、
『愛されてるわね、リボーン』
「まぁな(ニッ)」
あら、イイ笑顔。
・
・
・
・
2時間目が終わり、次は待望の3時間目・調理実習。
何とか、今までビアンキの姿は見てないけど…。
近くにいるのは間違いないわね。
気配を追って、見つけることも出来るんだけど……………………………めんどくさいしね☆
何よりもツナがポイズンクッキングで苦しむところ、見たいしvV
うふふふふ(妖笑)
「ちょっとアリア、大丈夫!?何一人で笑ってんの怖いわよ!」
『あら、失礼』
「わぁ、アリアちゃん何かイイ事でもあったの?」
『あった、というよりこれから起こるのよ』
「「?」」
ここに転校してきて、ツナたちの次に仲良くなったのがこの2人。
京子と花。
京子はかなりの天然で、見ていて癒される。
…何よりツナの想い人っていうのがポイントね。
京子絡みのネタでツナをからかう楽しさといったら…(黒笑)
花は、私と同属性(S)だけどイヤだとは思わない。
一緒に話してるとスゴく楽しいし、たまにタメになることを教えてくれる。
…この2人が同年代の、初めての友達と言えるわね。
『で?今日の調理実習は……』
「おにぎりだよ!」
「アリア作ったことある?」
実習室でエプロンを着け、髪を束ねながら話す。
→