あの碧い世界へ
□そして、幕は上がった
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僕はその日、いつものように食堂でご飯を食べていた。
でも、その日はいつもと違っていた。
何てったって、神田との任務終わりですからね、いつも以上にご飯が入ります。
全く……。聞いて下さいよ!神田ときたらまた一人でサクサク任務終わらせようとして! もう少し協力して…とか考えられないんですかね!?
スタンドプレーってあのことを言うんですよ! しかも、それを注意したらしたで喧嘩になるし…単純というかなんというか……。
だから、みんなにパッツンとかバ神田とか言われ「殺すぞモヤシ」
「何ですか、勝手に人の語りに入って来ないで下さい」
「何が語りだ。ほとんど俺の悪口じゃねえか」
「被害妄想もほどほどにして下さい。何ですか?カンダと言われれば全部自分絡みだなんて……。あーぁもぅ、神田の前では何の話しも出来ませんね」
「……………テメェ…」
「何ですか」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
僕と神田の周りをどす黒いオーラが包む。
周りにいたファインダーの方たちは、身の危険を察知したのかトレーを持って早々に避難していった。
「「………………。」」
何とも言えない空気が僕らを取り巻く。
てゆーか、何で神田と見つめ合わなきゃならないんですか。
どうせならリナ「神田!アレンくん!」
救世主降臨
「リナリー!どうかしたんですか?」
「……………。」
わざわざ黒い靴〈ダークブーツ〉を発動させてまで来るなんて…。
どうかしたんだろうか?
「話は後!2人ともついて来て!」
返事も聞かずに走っていってしまうので、大急ぎで僕と神田も走り出す。
ああ、みたらし団子まだ食べてないのに……。
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