藍色の唄

□4†意外な繋がり
1ページ/10ページ


太陽がサンサンと輝き、痛いほどの紫外線を放出している。


こんな日は涼しい我が家でのんびり……


って思ってたのに。


『何でこういう日に限って、呼びつけるのよ…』

私は今、沢田家に向かっている。

理由は簡単。


リボーンに呼び出されたから。


うぅ、日差しがキツい…
とりあえず、リボーンには一言文句を言わせてもらおう。


『日焼け止め塗ってきて良かった…。』

「アリアさん!」


『! 隼人』


日焼け止めを塗った腕をさすりながら歩いていると、ちょうど十字路に差し掛かったところで、左側からきた隼人に声をかけられた。


手にはスイカが。


「どうしたんすか?こんなところで」

『ん、ちょっとね。リボーンに呼び出されて、ツナの家に』

「そうなんすか!奇遇ッスね!オレも今からコイツ持って10代目のお宅に伺おうと思ってたんすよ!」

『(大きなスイカ…)じゃあ、一緒に行きましょう?どうせ、目的地は同じなんだし』

「ハイ//!ぜひご一緒させて下さい!」


頬を赤らめて、嬉しそうに笑う。

あー、何か隼人に耳と尻尾が見える……。


まさに、犬って感じよね。


『じゃ、行きましょうか』


ぎゅっと隼人の腕にしがみついて歩き出す。



…けど、何っか、隼人がよたよたしてるような?

『どうしたの?』

「あの、そのアリアさん…、う、でが///」


ああ、これね。

いつもの引っ付き癖。


『ごめんね、暑かった?』


パッと離れる。

もちろん、隼人が暑くて嫌がってる だなんて思わないけど。


「いや、あっ、違っ」


面白いぐらいに慌てるわね(笑)




次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ