藍色の唄

□プロローグ
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「リボーンが、ジャッポーネに行ったのは知っているね?」


『ええ…。確か、10代目候補の家庭教師として、よね?』


「そうだ…。そこで折り入って相談なんだかね」



ガタリ と小さく椅子を鳴らして立ち上がり、ゆっくりとアリアに歩みよる




「リボーンのサポートをお願い出来ないか?そして、気に入るようであれば、そのまま10代目候補・沢田綱吉のファミリーに」




それを聞いてアリアは目を見開いた。



そして、そのまま口を開く




『それは、命令?それとも……』


「“お願い”だよ」


『……………。』




俯き、表情が見えなくなる


9代目はそっと優しくアリアの頭を撫でる




「アリア」


『………わかった。行くわ、ジャッポーネに。私も少し、10代目候補とやらに興味があったし』


「ありがとう」


『どういたしまして。と言っても、どうせもう何もかも手配済みなんでしょ?』


「おや、よくわかったね(笑)」




悪びれもせず、9代目はにこやかに笑ってみせる

アリアは拗ねたように頬をふくらませ、そっぽを向いた。










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