藍色の唄

□4†意外な繋がり
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まぁ、かといって、私も引っ付かずにはいられないから、ここは打開策として。


『じゃあ、せめてコレぐらいは許してね?』


ぎゅっ


今度は腕ではなく、手を握る。



所謂、恋人繋ぎってヤツで。


「う、ハイ…////」

『よし、じゃ、今度こそ行きましょうか』


一体こんな事で、何分立ち往生してんだか。








ピンポーン


「10代目〜!」

『元気いいわねぇ、隼人』

「そうスか?」


ええ、暑苦しいくらいに

ガチャ


「ご、獄寺くんにアリア、どうした……の」


ツナが私たちを見て、固まる。


『お前がどうした』

「2人とも……、その、手…」

『「手?」』


ガッチリ、恋人繋ぎ中☆

「あああの//!これはその、あれです///!!」

『どれだよ。いつもの癖で隼人の腕に引っ付いたら、暑いっていうから渋々手で我慢してあげてるのよ』


握ってる部分を目の前で振る。


「そ、そうだったんだ」

ほっ


「(あれ!?何でオレほっとしてるの!?)」

「そ、それより、このスイカ一緒にどーすか?めちゃめちゃ甘いらしいんすよ」

『(とりあえず、リボーンはどこかしら。人呼びつけておいていなかったらどうしてくれよう)』

「す、スゴく嬉しいんだけど、今、ちょっと色々取り込んでて…」


焦った感じで、ツナがやんわりと断る。

何となく、冷や汗をかいてるような?


ギロッ


「!」


ものすごい睨みを効かせて、隼人がツナを見る。

ちょっと…、その人はあんたのボスじゃなかったの?



ものっそい、ビビってるけど(笑)





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