紅兎



     ある日
 蒼い兎と青年がおりました

    兎と青年は
  とても仲良しでした

     ある時
   青年は深い眠りに
    つきました
   それを見た兎は
    言いました


『だから逃げてと言ったのに。あたしが貴方を殺す前に。』


    兎の蒼い目は
   血のような紅い色に
   染まっていました





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