Gray Story

□No Alcohol
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それはつい2時間のこと・・・
談話室でたわいない話をしていたら、こんな話題になった


『アレン君ってなんでもたくさん食べるけど苦手なものってあるの?』

『苦手なもの?・・・そうですね。お酒・・・かな?』

『お酒?意外ね。アレン君たしかにちょっと苦手そうな顔つきしてるけど、本当に苦手なんだ』

『リナリー・・・その苦手そうな顔ってどういう意味ですか』

『それは置いておいて、やっぱり味とか?』

『(置いとかれた・・・)えっと・・・別に飲めないってわけじゃないんですけど、師匠にきつく禁止されてるんです』

『クロス元帥に?』

『ハイ、前に一度師匠の酒菓子をつまんだことがあるんですけどその時にやめろって言われたんです。その時の師匠の制裁と言ったら・・・』

『え〜っとそんな嫌なら思い出さなくて良いから・・・」

『そういえば、僕、酒菓子食べた後の記憶が飛んでたんですよね・・・良く思い出せなくて、気づいたら制裁・・・を・・・』

『だから、そういう嫌ならことは思い出さないで!!』


アレンがつらそうだったので違う話題に移そうとした、ここまでは良かったのだここまでは・・・

『なるほど〜それは興味深いね〜』


二人が座っていたソファーの後ろから突如現れた教団一トラブルを生む男・・・コムイ
もちろん、今回のトラブルもこいつのせいだ


『コムイさんどっから!?』

『アレン君はお酒(類)を摂取すると記憶を飛ばすと・・・お酒を飲んだ後のアレン君、興味深いね〜』

『コッコムイさん・・・』


その時、身の危険を感じたアレンはもちろんその場から逃げる・・・が



グサッ


『うっ・・・』


アレンの首元に巨大な注射の針が刺さったと思ったらアレンはその場に倒れこんでしまった
コムイの後ろには何やらごついロボットが


『よくやったねコムリンX』

『アレンくん!?』

『大丈夫だよリナリー少し眠ってもらってるだけだよ』


そう言ってコムイがリナリーの前にとりだしたのは
【強力睡眠薬〜製造者コムイ・リー〜】
と見たくなかった情報が描かれているラベルのビンである
ラベルから見てアレンはただ眠っていることを知り、リナリーは安堵した

そして、もう片方の手にはなにやら大きなビンを持っていた


『ちょっとアレン君には強いかもしれないけど食堂から盗んできちゃったVv』


そう言って取り出したのは食堂から盗んできた酒である
それをアレンの口元に注ぎ込んだ・・・



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