Gray Story
□No Alcohol
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ぐっすりと眠りについているアレンをソファーに寝かし、様子を見ることにしたコムイは何やら無駄に楽しそうだった
『・・・兄さん、あの睡眠薬?強力って書いてあったけどどれくらい?』
『あんなのただ書いてみたかっただけだよ!少しの間眠ってもらうだけだから、もちろん作れるけどねVv超強力睡眠薬Vv』
リナリーがコムイはあきれた目で見ているとアレンがモゾっと動いた
ゆっくりと瞼をあげていく、しかしどことなくとろんとしている気もする。睡眠薬がまだ残っているのだろう
『アレン君大丈夫?』
リナリーがボーっとしているアレンに問いかけた
すると・・・
『りにゃり〜?』
ちゅっ
突然アレンがリナリーの頬に唇を落とした。リナリーは目を大きく見開いて、兄のコムイは驚愕の映像を見てしまったように口を閉じれない状態になっている
『アッアレン君・・・
可愛い〜〜VvVv』
そういうと、リナリーは思いっきりアレンに抱きついた
アレンは猫のように擦り寄ってくる
『なんか呂律が回ってないところがもっと可愛いよVv子猫みたいVv』
『こっこれは、いつものアレン君だったら考えられないね』
コムイがまじまじとアレンを見るとアレンの瞳がコムイをとらえた
ちゅっ
リナリーの腕からすり抜けてコムイの頬に先ほどと同じように以下略・・・
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『兄さん、これってまさか』
『うん、確実に酔っぱらってるね』
アレンの様子を見れば一目瞭然
白い肌は赤く染まり、呂律も回っておらず、焦点もあまりあっていない
今はリナリーの膝を枕に子供のように眠っている
今までの女性には紳士のようなふるまいをするアレンにはありえないと言っていいような風景である
『まさか、ここまで性格が変わるなんて・・・』
『でも、こんなアレン君レアよレア!』
『何してやがる、てめえら』
そこに運悪く神田が談話室に来てしまった
『あっ?モヤシ』
すやすやと眠っているアレンを見て神田は歩み寄った。彼もいつものアレンと違うのに察したのだろう
『アレン君、今酔ってるの。静かにしてなきゃ・・・』
むくっ
注意している最中に何とも悪いタイミングにアレンが起きてしまった
そして、アレンの瞳が神田をとらえて以下略・・・
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