広い空
□序章
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僕の部屋の色に光が反射して目を差す
千年公の趣味だろう
僕の部屋全体の色は「白」で統一されている
僕の容姿に関係があるのだと僕は思っている
僕の肌の色は他の人間と同じような肌色
ノアはみんな肌が褐色である
みんなの金目も僕の目は銀灰色
それに拍車をかけるのがこの白い髪
みんなは綺麗だとか言ってるけど僕にはどうしてもそう思えない
逆に気味悪く思う
たまに「どうして僕だけこんな風に生まれてきたのだろう」って思うことがある
自分とみんなは正反対だから本当に僕とみんなは家族なのかなと思ってしまう
僕は自分が嫌い、だから僕の部屋には鏡がない
自分の姿を見たくないから