広い空

□出会い
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先に入っていった赤髪の青年を見送ってから

「僕もそろそろ入ろっかな・・・先を越されては

千年公に怒られますし」


アレンが数歩歩いたと思ったらピタリと止まった


「そういえば、さっきからそこに隠れて

僕のことを見ているのは・・・誰ですか」


最後の言葉を重くトーンの入ったように放ったアレンは

自分の後ろにある草むらの中をにらみつける


すると、その先の草むらからガサガサと音をたてて白い服の男性が出てきた


「お、お前は・・・ただの人間では・・・ない・・・な・・・」

「(あらら、震えてる白い服・・・黒の教団の

探索班ってとこかな?)」


「あっ」といってアレンの口元が弧を描く


「いいこと思いつきました、さっきの彼、貴方達の所のエクソシストですよね?」


そう言いながら、アレンは男性にゆっくり近づいていく


男性は震えてこちらを見ている


「大丈夫ですよ」


すぐ、何もわからなくなりますから
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