―夢を見た

自分が大好きな人と一緒に笑っている

幸せだった

だけど、あの日を境に僕は全てを失った

白い雪の降る夜

いきなり倒れこむその人の手のひらは

雪のように冷たくなっていく

それが一回目のあの人との別れ

そして二回目もそんな雪の降る夜だった

全てを失った僕は生きる術を失った

歩いていけない立ち止まるしか出来ない

僕の前にあるのは「絶望」だけだった

そんな僕の前に現れたのが千年公だった

神から愛する人を取り戻したいか

そんな誘惑に負けた僕は愛する人を復活させた

AKUMAという形として