Basara
□学園BASARA@
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第一章 『紅き転入生』
001(佐助と)
ダンッ!!
障子越しから大きな音がしたので、少しだけ隙間を開けて中を見る
見えたのは、旦那がお館様に土下座していた所だった
「何事か申してみよ、幸村」
「はっ!幸村、明日から新たなる学校に行く所存!」
「うむ」
「これも、お館様が亡き両親に代わり、佐助と共に某を引き取って下さったお陰でございまする!…某、お館様にご迷惑をおかけした事誠に申し訳無く思っ…「幸村よ」
はっ、とまた頭を下げる旦那に
「御主の父には世話になった。だからこそ、その忘れ形見を受け取ったまでよ」
「それでも某はっ…「佐助よ」
呼ばれて俺様どっきーり!
仕方が無いので襖を開けると、旦那は驚いていた
「いたのか佐助!」って言いたいのね。ぱくぱくしなくても解るからね、うん
「…はい、何でしょう?」
「そなたはどう思っておる?」
どう思っている…か。まぁ俺も結果的にはお館様に引き取られた身である訳だし、その点では旦那と同じだけど…
「お館様には…感謝してますよ。成り行きとはいえ、故郷に帰って来れましたから、ね」
「うむ」
お館様は満足そうに頷いた
「旦那、」
まだ申し訳なさそうな顔をしている旦那を見て、ヤレヤレと思う
ここは謝罪より感謝でしょ、旦那
何年と一緒に居たけど、まだまだ旦那は俺よりも学ばなければならないようだ
それは新たに始まる学園生活の中で、学べていければいいんだろうけど、ね
(佐助と幸村と信玄)
幸村の武士口調やら間違え指摘ありましたらお願いしますうあぁぁぁ!!(←自信無し)
09.06.05