Basara

□学園BASARAE
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第六章 『さまばけ!!-前編-』



067(元親と)










あっという間に一学期も終わり、夏休みに突入した。山程ある宿題も中々進まない中で昼間は蝉が賑やかに鳴き、夜は蒸し暑さに人間が呻いていた



「なぁ、何でこの家にはクーラーが無ェんだよ。I seem to die of humidity…(蒸し暑さで死にそうだぜ…)」



暑いのは苦手な政宗が扇風機を独り占めしながら文句を言い出す。言われた人物はこの蒸し暑さに加えて文句を言われたにも関わらず、笑って流していた



「だから言ったんだ、家康ん家はやめとこーぜってよォ…」



扇風機の風を分けてくれねェから、手持ちにあった団扇を扇ぎながら俺は呆れた様に呟いた



「Shit!!まさか一つもクーラーが無ェとは思わなかったんだよ…」



呟きだったが聞こえたらしい。顔だけを俺に向けて、睨みながら政宗が悪態をついた



「家康はクーラー苦手なんだよって言っただろ?」

「クーラーは冷房だけじゃ無ェ、除湿という機能もあんだぞ。It's convenient!!(便利なんだよ!!)」

「知るか!!俺に言うな!!」



言い合いをし出しそうになったが俺等は同時に溜め息をついてすぐに止めた。この言い合いは何度もやっていた事を思い出したからだ


俺はこの空気をなんとかしようと、とにかく考えを違う方へ持っていこうと思考した。夏、夏休み、サマーバケーション略してサマバケか……

…そう…そうだな……



「なんつーか…そう…海に行きてぇよなァ…」



俺がそう呟くと「四国に帰れ」と冷たく政宗が呟いた。俺は軽く泣き真似をしたが、ただの八つ当たりだというのは解ってはいる。傷付かないかどうかは別としてだ



「In the first place even if I say that I go to the sea…(そもそも海に行くっつーても…)、この辺りに安くて良い所なんてあるのか?」



半分話に乗っている政宗が俺に尋ねてきた。単調に「ねーよ」と呟いたら政宗が容赦無く蹴りを入れてきやがった

しかしコイツは…羨ましい程にボンボンだっつーのに、変なところで安上がりしたがるんだよなァ…



「そうだな、…だったら家にでも来るか?」



黙って聞いていた家康がそう言ってきたので、俺達は驚いて家康を見た



「What do you say?(何言ってんだ?)此処がお前ン家だろーが」

「そうではあるが…「あぁ、あそこならいいな!!」



一度行ったのを思い出して、俺は家康に賛同して頷いた



「?」

「あぁ、ウチの別荘みたいなモンだ。どうだ?来るか?」



ふむ、と政宗が考えだしたが



「交通費が安く済むなら別にいーぜ」



またしてもボンボンとは思えない発言をして、直ぐに頷いた



「大丈夫だ、タダでいけるぞ」

「ん?チャリで行ける距離じゃねーだろ?…確か」



記憶が曖昧だから何とも言えないが、そんなに近かった記憶も無い。俺が首を傾げると、



「まぁ、任せておけ♪」



と家康がニッコリと笑ったので…まぁ、任せときゃいいかと頷いた

政宗は直ぐ様に携帯を取り出して、メール画面を開きだした





賑やかになるな、今年の夏は















(元親と政宗と家康)

お久しぶりです!夏が終わりそうな時期に夏休みモノを書いてます(笑)
今回も沢山の人達が出る予定ですので是非楽しみにして下さ…るといーなー←

10.09.02
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