Basara

□学園BASARAB
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026(元就と)










「また来たか、下賎の者共が」

「げせんって何だ?ばっかじゃねーの?」

「うるせェよ、馬鹿。Hey!就、邪魔するぜェ!」

「あ、お邪魔しまーす…」

「おっ邪魔っしまーす!はい、これまつ姉ちゃんからの差し入れな!!」

「勝手に入るな。………人の話を聞け」



宮本、独眼竜、伊達、前田…騒がしく奴らは人の話も聞かずにずかずかと上がり込む。よいだろう、藻屑となりたいのなら望み通りにしてくれる

我は手始めに伊達をシメた



「ギャー!!梵、助けてェー!!」

「アレ?…チカは?」

「家康呼びにいったってさー!」



前田の台詞に最低でも後二人来るという事がわかり、更に苛立ちは増した。我は伊達を投げ捨てた



「出てけ下「就〜、teacakeまだか〜?」

「俺、モナカ食べたーい!」

「おれさま、あんだん「何しに来た…?」



ギロリと睨みつけるが、怯んだのは伊達だけだった。独眼竜は悠々と答えた



「Oh!So…meeting?」

「みいてんぐ?」



馬鹿が首を傾げている間に裏手から足音が聞こえてきた。更に苛立ちが募る



「よぉ!」

「おっす!悪いな、遅れちまって」



長曾我部と徳川がやってきた。独眼竜と長曾我部を中心とした面子は大体こんなものだ。縁等知った事では無いが、煩くて欝陶しい上に何かしらあるとここで集まり出す。迷惑にも程がある連中だ



「Ok!It was gathered. Then, the talk is started.(よし、集まったな。じゃあ、話を始める)」



独眼竜が声をかけると奴等は騒ぐのを止めた。折角だ、情報を聞き出したら追い出すとしよう





「……就」

「?」



話を始めるのかと思いきや、独眼竜は我を呼びこちらを向き、神妙な面持ちで粗茶の入った湯飲みを掲げてこう言った





「……………teacake………」
























「…さて、今回集まってもらったのは他でも無ェ……真田幸村についてだ」



そう言いながら独眼竜はモグモグと口に桜餅を運んでいく。もっと味わって食せ、愚か者が



「時、」

「へぃ。…どうやら真田先輩は東の地では『紅蓮の鬼』と呼ばれていたらしく、その学校で真田先輩を知らない奴はいない程の悪名高き人物だとか…」

「へェー、そうには見えなかったけどな」

「やっぱつェーんだな!たたかいてぇぞコノヤロー!!」

「ワシも最近、信玄公から話は聞いたぞ。かなりの悪ガキだったとか」

「悪ガキかぁー!こいつは面白そうだ!」



悪餓鬼、か。どこまで悪餓鬼かは知らぬが、こいつらよりも悪餓鬼がいるのか…是非拝見したいものだ



「で、梵が…「Oh!時、そこからは俺が言う」



出しといてやったおしぼりで手を拭きながら独眼竜は伊達を制した。粗茶を啜り、独眼竜は口を開いた



「奴がBad punk boy(悪ガキ)っつーなら、それ相応の対応をしてやろうと思う」



独眼竜は悪人面と呼ぶに相応しい顔でニヤリと笑い、言った











「It is lynching.(リンチだ)」










全員がニヤリと笑った

我は呆れて溜息をついた















(元就と政宗と慶次と成実と武蔵と元親と家康)

このお話は、誰が一番悪餓鬼かを言い争うお話でござ(違う違う違う!!)

09.10.15
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