壬生狼
□序幕
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いつものように流れる時間
いつものように感じられる空間
いつものように生きる人々
そして、いつものように……
バキッ!!
男「ぐあぁッ!」
恭「雑魚は地にひれ伏しなよ。」
いつものように行われる風紀の見回り。
今回は、廃墟ビルに不良が屯っていると聞いたので出向いたのである。
『恭弥…こっちは終わったよ。』
音もなく現れたひかり。
そして、そのひかりが持っている小太刀には血がべっとりと付着していた。
恭「……そう。」
恭弥はそんなひかりに一言だけ返すと踵をかえした。
そんな時だった…
気絶しているはずだった1人の男が立ち上がり、手にしていた金属バットをひかりに振り下ろした。
『!(しまっ…。)』
ガンッ!!
振り下ろされたバットはひかりの頭に直撃。
崩れるひかりの体。
倒れる最中、ひかりが目にしたのは顔面蒼白で不安に顔を歪める………
恭「ひかりっ!」
不安に顔を歪める雲雀だった…。
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