壬生狼
□第一幕
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ひかりは小太刀を下へ振り切り、小太刀に付いた血のようなモノ…所謂オイルを取った。
ヒュッ
『…。』
ひかりは何も無かったように澄ましていたが、破壊したAKUMAから煙のようなモノが吹き出しているのに気が付き、その場から急いで飛び退いた。
『ふぅん…、何か分からないけど吸わない方がいいのは確かだね。』
ドドドドッ!
『!』
ひかりが歩き出そうとした時、大量のミサイルのようなモノが飛んできた。
全てを避けたひかりはギラ付く目を前方へ向けた。
『ワォ、また君かい?馬鹿の一つ覚えだね。』
ひかりが目を向けた先にはAKUMAが十体近くいた。
AK「キィィイイイ、ン…。」
『僕の前で群れないでくれる…?凄く咬み殺したくなるよ。』
ひかりがそう言った時には既にひかりの姿はAKUMA達の後ろにあった。
ドドンッ!
ドン!!
小太刀を左右に振り切ると同時に二体のAKUMAを破壊し、爆発に巻き込まれた一体が破壊された。
『………次。』
ひかりは重苦しい殺気を纏ながら、AKUMAの群に斬り掛かった。
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