ぬらりひょんの孫

□優しい貴方
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今日の日直は私だ


けど、奴良君が今代わりにやってくれてる


奴良君一人にやらせてしまうのも悪いから手伝ってはいるけど…



「黒板は消したから!」

「(Σ早っ!)そ、そう…」



手伝う前に奴良君が全部終わらせてしまっている…


はぁ…これだったら、私いない方がいいんじゃない?





〜放課後〜
なんやかんやで放課後だ…


今日、日直としてやったことってプリント配っただけだ…



「苗字さん これ」



いつの間にか奴良君が隣に立っていて、差し出されたのは日誌だった


この様子だと「日誌書いといたよ(ニコッ)」とか言いそうだ



「あの…」



来るぞっ!



「日誌書いてないから一緒に書かない?」

「……はぃ?」



なんでも一人でやってた奴良君が一緒に!



「えっと、ボク一人じゃ難しいし…ダメかな?」



…いいに決まってるよ!


っていうか、流石にこれは自分でやらないと…



「奴良君色々やってくれたし日誌は私が書くよ」

「ボクは苗字さんとやりたいな(微笑)」



なんでそんなに可愛いの?!その可愛さは反則だ!



「でも…「ボクと一緒は嫌?(上目使い)」」



ぐはっ!!(とどめの一撃)



「そんなことないよ!
…奴良君がいいんだったら…」

「ありがとう!」





と、いうわけで一緒にやってるわけだけど…



向かい合って座ったら、かなり緊張する…



「……………」

「……………」



Σ空気重っ!こういう沈黙って苦手なのに…



「…あのさ、苗字さんて好きな人居る?」



沈黙を破ったのは奴良君だった


しかも話題がこれって…


言っていいのかなぁ?



「…い、居るよ///」



『て言うか、今目の前にいるし』なんて口が裂けても言えない…



「その人って…」



えっ?知ってんの??


いやいやいや!私しゃべった事ないし…



「清継君?」



Σまさかの清継君!?



「ち、違っ…「ボク応援するよ!」」



うぉーい!!ヤバイって!


これ非常に悪い方向に向かってるよね!?



「私が好きなのは奴良君だよ!」

「…えっ?」



ノォォォォ! 勢いで言っちゃったよ!!



「いや、そのっ!///」



事実だから『冗談でした。』とか今更言えない!



「…本当?」



奴良君が私を見つめる



「うん///」

「………」



Σ無言! 悶々と考えてたら奴良君が私の真ん前に立っていた



「ぬ、奴良君?」



顔を覗き込もうとしたら奴良君が呟いた



「ボクも好き///」

「っ!!」



今、好きって?



「ウソ…」

「本当だよ」



奴良君はそういうと私の唇に軽く触れるキスをした







(うわぁ…///)
(カワイイww)

Fin.
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