「んッ・・・あ、あ、・・・ぁぁんッ・・・!!だ・・・め・・ッ・・・ぁ・ん・・」


カーテンは閉め切られ、部屋の電気もすべて消された中で響く淫らな声。
わずかな隙間から差し込む外界の光はこの声の主の顔を照らすには弱すぎた。


「てめぇ濡らしすぎなんだよ・・・これくらいで・・・。」


いつもはツンと天に向かって立っている金髪はなく、シャワー後のせいかそれは肩のあたりまでおろされ、珍しく重力に従っていた。
毛先からは雫がポツ・・ポツ・・・と滴り、シーツをスローペースで湿らせていく。


「そ・・こは・・ッん・・・汚い・・・から・・・あん・・ッぁあん・・・!」

「汚くなんかねぇよ・・・お前の味がする・・・。」

「ヒル・・・ま・・・くんッ・・・!んあ・・・!も・・・だ、め・・・ぁ、あん・・!」

「ケケケ、厭らしいデスネー、姉崎サン?」


ヒル魔はまもりの秘所に指を抜き差ししながら、時折舌で中を犯す。
その快感はまもりの躯を電撃のように駆け巡った。
ざらついたヒル魔の舌は丁寧に愛液を掬い取るが、溢れんばかりの愛液に一度顔を離した。


「え・・・?なん・・・で・・・?」


いきなり止められてしまい、困惑した表情を見せるまもりだが、ヒル魔は構うことなく中指を挿入した。
クチュクチュと卑猥な水音を鳴らし、ヒル魔の指を締め付けていく。
緩急をつけながら指を増やすヒル魔。
中を掻き乱すごとにまもりの嬌声は激しくなっていく。


「あんあん!い・・・よ・・!も・・と・・・ッん!・・ぁぁん、ぁん!あ、も・・・ダメ・・・!イっ・・・ちゃ・・・!ぁぁ・・・んッ!ぁん、ふぁ・・・ぁん!」

「イけよ・・・、ほら・・」


ヒル魔はスピードをつけて何度も抜き差しする。
耳元で囁くように許可を出すと、まもりは腕をヒル魔の首に巻きつけて甘い声を上げながら一度果てた。


「ヒル・・・魔・・・くん・・・」


自分の名前を紡ぐ唇があまりに可愛く見え、ヒル魔はそっと口付けた。
やわらかい唇は心地よく、次第に貪るように求めた。
舌と舌が絡まりあい離れても銀糸が二人を結んでいた。
裸同士で抱きしめあえば温度をじかに感じられる。
服越しの抱擁よりも気持ちよく、敏感になっているまもりの乳首はヒル魔の胸板にあたり擦れるたびにぷっくりと成長していく。
普通よりもやや大きめな乳房を両手で包み込み、撫でるように揉みしだく。
頂を摘んでは、口に含み吸い上げた。


「なんか・・・ヒル魔くん赤ちゃんみたい・・・。」


休むことなくまもりの胸を堪能するヒル魔の姿を見て何を感じたのか頭を撫でながら呟くまもり。


「は?」

「ふふ、なんか可愛いなぁと思って。」

「可愛いのはお前だろうが。ココこんなにしてよ。」

「ぁんッ!だから、そうやって胸ばかりだから、赤ちゃんみたいって言ったの。」

「大きいてめぇが悪い。こりゃ男の性だ。」

「じゃぁ今日はそんな赤ちゃん妖一くんのために私がしてあげる・・・。」

「何言って・・?」


まもりは起き上がるとヒル魔を下に寝かせ、やわらかく微笑んだ。


「何する気だ・・・?」

「私が気持ちよくしてあげるから・・・」


そう言うとまもりはヒル魔の男性器を包み込みんだ。


「・・!?」


今までまもりにされたこともない手コキに若干驚くが、どこで覚えたのかまもりのしごきかたはヒル魔を大きくさせた。
先端をチロチロと舌で舐め、少し遠慮がちにまもりはヒル魔のモノを銜えた。
歯をたてないように、喉の奥までヒル魔でいっぱいにする。



「んッ・・・!ん・・んんッ・・・!・・・ッ」


「くッ・・う・・・ぁ・・・」



頭を上下に動かすたびにヒル魔の声は我慢できずに漏れていく。


「う・・・く・・・!イきそう・・・だぜッ・・・!」


もう少しで果てそうになったときまもりは動きを止めた。
口を離すとヒル魔のモノはまもりの唾液で濡れ、天に向かって存在を主張したままだ。


「なんで・・・やめたんだ・・・?」


あと少しというところで中断され今までの快感がなくなったことに焦りと戸惑いを隠せない。


「だって・・簡単にイっちゃったらつまらないでしょう?」

「お前・・・。」

「だから、今度は・・・。」


まもりは溜めた唾液を垂らし、ヌルヌルになったそれを自分の胸で包み込んだ。


「・・・!?」

「ふふ、どう?」


これもまた初めてされたパイズリに驚く。
柔らかい乳房に挟まれ、まだ動いていないのにイきそうになる。
まもりはゆっくりと自分の胸で律動を繰り返した。
愛しそうに先端の亀頭を舐めながらも、手は休めずにどんどんヒル魔を絶頂へと向かわせる。



「お・・前・・・どこで覚えた・・・?」

「ふふ、内緒よ。」

「ッ・・・くッ・・・ダメ・・・だ・・・!」

「イきそうなの?」

「あぁ・・・!やめんな・・・よッ・・・!」

「どうしようかな〜。」

「て・・・めッ・・・ん・・ッく・・!」

「いつもヒル魔くんって、こうやって上から見てたんだね。私のこと・・。」


ヒル魔の喘ぎ顔はまもりに征服感を与え、同時にちょっとしたS心も芽生えた。


「ねぇ、イきたい?」

「ったり・・・めーだ・・・!」

「じゃ、お願いして・・・?」

「は・・?」

「いつも私に言わせるじゃない。今日はヒル魔くんが言って?」

「ッ・・・!てめ・・・ッ・・・んッ・・」


快楽の波がすぐそこまで来ているというのに、またも動きが止まってしまった。
どうしても言わせたいらしい。
しかしそれはヒル魔にとって敗北を意味するような気がし、口にすることはできない。


「言わないなら・・・続きしないよ・・・?」

「今日のお前変だぞ・・・?」

「たまにはいいでしょ?」


笑顔で言われては何も言い返すことができない。
いつもなら自分が優位に進めているのに今日は違う。
素直に言うしかないのか・・・。
そう思ったが、何も迷う必要はないんじゃないか?と思えてきた。
いつも通り強引にしてしまえば、形勢逆転だ。
よし・・・。思い立ったら行動だ。


「・・・あッ・・・!」


起き上がろうとするヒル魔にまもりは焦った。
本能でわかったのだ。
きっと自分を押し倒して上になるつもりなのだろう。
だから咄嗟に動いた。
ベッドに肘をつき上半身を起こそうとしているヒル魔の顔に思いっきり胸を押し付けた。


「・・・!?」


先程まで自身を包み込んでいたはずの膨らみが目の前にある。
息がし辛い状況だが、嬉しい状況でもあって。
ヒル魔はとりあえずその柔らかさを楽しんでいた。


「起き上がっちゃ・・・ダメ・・。私が今日は上ね・・・?」

「わーったよ・・・。」


形が変わるんじゃないかというくらいに胸を揉みながら許可をだす。
先端を口に含み舌で転がせば今度はまもりの妖艶な声が室内に響いた。



「あっん・・ぁんッ・・ぃ・・・よ・・・んッ・・・あ、あ、ぁん・・・ッ!」

「ケケケ!随分淫乱な声出してんじゃねぇか。」

「い・・・じ・・・ぁん!・・・わる・・・ッ・・・あんッ!」


まもりはまだ一度もイってないせいで大きくなったままのヒル魔を自分の入り口にあてがうと、一気に奥まで挿入させた。
指や舌なんかとは比べ物にならないほどの快感がまもりを襲う。


「おッ・・・きい・・・ょ・・・ぁんっあん!・・・んッ・・・ぁぁ、ァン!・・・ぁんぁん!」

「くッ・・・やべ・・・な・・・ッ」


腰をふるごとにまもりの乳房が上下に暴れるのをヒル魔が両手で鷲掴んで止めた。
こねるように乳首を弄られ、下からも電撃のような快感が止まることなくまもりを絶頂へと誘う。
ヒル魔は動きにあわせるように下から突き上げた。
擦れるたびに気持ちよく、奥まで突いてはギリギリまで抜くのを繰り返した。


「あッ、あッん・・・ぁぁん!・・・イク・・・ッ・・・イっちゃ・・・うぅ・・・!んぁッ・・・ぁぁんッ!」

「俺・・・もッ・・・!」


ヒル魔はももりの腰を掴むと、最奥までねじ込むように突いた。
締め付けがいっそう強まり、ピストンが激しくなっていく。



「イクイクッ!!・・・も・・・だめ・・・ぇ・・・!ぁぁん!あん!」

「ッ・・・出す・・・ぞッ・・・!」


まもりは逆らうことなく絶頂を向かえ、少し遅れてまもりの中でヒル魔も果てた。
倒れこんだまもりを抱きしめると、まもりはそれに答えるかのように深く口付けた。
繋がったままキスをする二人は、二人でひとつの生き物のように互いを求めた。
息が整うと、まもりはヒル魔の耳朶を甘噛みしながら、


「ヒル魔くんの上になっていいのは私だけなんだからね・・・?」


と囁いた。
顔を覗くと目を閉じ、眠りについているようだった。
終わるとすぐに寝てしまうのはいつものまもりと同じらしい。



「ったりめぇだ。てめぇ以外に許す気なんざねぇよ。」


本人が夢の中なのを確認してからヒル魔はまもりに返事をした。



■END■










アトガキモドキ

長くお待たせしてしまい申し訳ないです。
さつき。様のリクに添えられてる・・・でしょうか・・・?
あまりまもり攻めてないような気もしますが・・・。
これでもヒル魔さんたじたじなんですよ!
「なんでコイツこんなん知ってんだよ!?」って感じで。
私が書く裏だから大したもんは書けませんでした;
もうちょっとエ口くしたかったです。
文才がないあまりに・・・orz
・・・ひぃぃぃ!!
グダグダでスミマセンorz
リクありがとうございましたッw

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