今のは・・・なんだ?
俺の見間違いか?
瞼を閉じれば蘇る先程の教室内の風景。
オレンジ色の光をいっぱいに吸い込んだ室内に人影が二つ。
織姫と・・・グリムジョー・・・。
なんだこの組み合わせは?
あの二人は抱き合うほど仲がよかったのか?
先程の映像が嫌でも脳内を駆け巡る。
床に倒れているグリムジョーの上に乗っかっていたのは間違いなく織姫。
襲われたなら逆の体勢になるはず・・・。
ということはやはり織姫から・・・。
こみ上げてくるのは悲しみと同量の怒り。
今もあいつらは抱き合っているのだろうか?
俺は扉の前でなにをしているんだ?
簡単だろう、確かめるくらい。
ガラッ!!
壊れるんじゃないかと思われるほどの勢いで開ければ、そこにはやはり織姫とグリムジョーがいた。
二人の視線を感じながらも、高圧的な態度を保つ。
「貴様らここで何してるんだ?」
「え、だって・・・ウルキオラさんが教室で待ってろって言うから・・・。」
「グリムジョーと抱き合って待ってたのか?」
「・・・えぇ!?」
「おいおい、ウルキオラ。なんの話してんだよ?」
「五月蝿い、貴様とは話していない。」
「なんだとテメェ・・・、」
見えない火花が静かに散っているようだった。
二人を落ち着かせようと間に入ってきた織姫でさえ、どうしたらいいのかわからず挙動不審な動きをしている。
「消えろ・・・。」
「なに・・?」
「今すぐ俺の視界から消えうせろ。」
「何で俺がお前の言うとおりにしなきゃなんねぇんだよ。意味わかんねぇー。」
「俺のモノに手を出したのを見逃してやると言ってるんだ。10秒だけ待ってやる。」
睨み合うウルキオラとグリムジョー。
カウントが終われば二人がぶつかり合うのは目に見えている。
元々仲のよくない二人は今にも喧嘩を始めそうだったが。
「ちょっと待ってください、ウルキオラさん!何か誤解してますよ!」
必死に弁明しようとする織姫の声を無視するかのようにウルキオラのカウントがそれを掻き消していく。
「とりあえず、先輩はもう帰ってください。私がなんとかしますから!」
「けどよ・・・。」
「大丈夫です!」
「よくわかんねぇけど・・・気ぃつけろよ・・・。」
「・・・ありがとう。」
無理に作り笑顔を貼り付けてグリムジョーに言う。
あの人が本気で怒ったところなんて見たことないから想像がつかない。だから余計に怖い。
刺激を与えるよりも言うとおりにしたほうが得策だと考えた織姫の行動はグリムジョーを教室から立ち去らせることに成功した。
「グリムジョーと何をしてたんだ・・・?」
「きっとウルキオラさんが想像してるようなことな何もしてないです。」
向き合った二人以外に教室には誰もいなくて、よく声が響く。
「何もしていないだと・・・?抱き合っていたのにか?」
「えッ、アレ見てたんですか!?」
「見られちゃまずかったのか・・・?」
「えー、もう!恥ずかしい!まさかアレを見られるなんて・・・!」
赤面して思い出す織姫の姿は、ウルキオラに絶望を与えた。
「許さないぞ、俺は!」
「きゃっ!」
瞳孔を開いて怒りを露にするウルキオラに押し倒された織姫は、背中を強く床に叩きつけられ、軽く呻いた。
そんなことは微塵も気にせずウルキオラはスカートの中へと手を忍ばせる。
「こうやって、あの男にも触らせたのか・・・。」
「ちょっと待ってください!ぃ、や・・・ぁ!」
「お前は俺のモノだ。誰にも触れさせはしない。・・・言ってみろ、お前は誰のモノだ・・・?」
「そんっ・・・な、の・・・ぁぁ、んっ、私が・・・ぁぁん、好きなっのは・・・んっ・・・ウルキ・・オ・・・ラさん・・・ふっあぁん、だ・・けっ」
ショーツの上から割れ目をなぞるように往復する指のせいで喘ぎ喘ぎ伝えることしかできない。
「そうだ、お前は俺だけを見てればいい・・・。」
ビリビリッ・・・。
陰部を隠していた布は簡単に裂かれ、濡れたソコにウルキオラの唇が這う。
舌を抜き差ししては吸い上げるように、甘美な味を愉しんでいく。
「うぁ・・っぁぁん、ああんっ!ひゃぁぁっ・・んんっ・・・は、あぁ、ん・・・ぁんぁんっ・・・!」
「そんなにいいのか?腰まで振って・・・。」
「い・・じ・・わ、る・・ぁ、ん・・・!」
まるでもっと、もっと。と言わんばかりの反応をする織姫の躯に無数の華を咲かせていく。
太もも、お腹、胸、首・・・。
下から上へと順に、自分の所有物の証を・・・。
そして辿り着いた柔らかな唇。
絡まる視線のまま、ゆっくりと目を閉じ口付ける。
頬に添えられた織姫の優しい掌を握り、一言。
「ここでヤるぞ。」
「うん、いいよ・・・。」
熱くなった自身を入り口にあてがい、亀頭で擦る。時々ぷっくりと成長した突起に刺激を与えながらゆっくりと、奥に挿入した。
「ひゃぁぁんッ!ぁんぁん!いい・・よ・・っんぁ・・・!はっ・・ぁ・ん・・ぁぁ〜んっ、す、ご・・いっ・・!」
「くっ、動くからな・・ッ」
最奥まで突いてはギリギリまで抜く。
ゆっくりとした律動は二人の間に譬えようも無い快感を生み出した。
ブラウスのボタンをやや乱暴に外し、ブラから開放してやればそこからぷるん、と大きな二つの膨らみ。
「こんな厭らしい躯をしているから余計な害虫がくるんだ。」
マシュマロのように柔らかな乳房を力いっぱいグニャグニャに揉む。
「ぁぁっ!ぁん、そんっ・・・なに・・・し、ぁんッ・・たら・・・もぉ・・・ダメぇ・・・!」
果ててしまったのか、ぐったりと力が抜ける織姫を抱き起こし、自分の足の上に乗せる。
至近距離で見下ろしてくる瞳は妖艶で、とても綺麗だと思った。
そのまま片方の手で乳房を揉み、もう片方の手でその頂を舐め回す。
「ぁ・んッ・・ふぁ、ぁぁん・・・ゃんッ・・・は、ぁ・・・んッ」
「俺がまだイってない・・・。」
ウルキオラはそう言うと下から突き上げた。
一度果てたばかりの織姫にその快楽は強すぎた。
それでも構わずどんどん縦横無尽に暴れていく。
上下に揺れる大きな胸、白く陶磁器のように滑らかな肌、淫らな旋律を奏でるその唇。
すべてが、ウルキオラを絶頂へと誘う。
「うっ・・・中、に出・・すぞ・・・ッ・・・!」
「ぁぁん・・!ぁんッ!激・・しい・・・よ・・・ぉ・・・んッ・・・ぁ・ぁ・・・ッ・・・はぁぁんッ・・・!」
スピードを増した律動に織姫は仰け反った。
ウルキオラにも余裕はない・・・。
ただ貪欲に快楽だけを求めて・・・。
「中・・・はダメ・・・ぇ・・!子供が・・・ぁん、!でき・・・ちゃうーッ・・・」
「いいさ、孕め。」
そして二人は果てた・・・。
勢いよく中に放出された白濁液。
それはまるで織姫への愛のように熱く、たくさんの・・・。
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「少しは落ち着きました?」
「あぁ・・・。今なら冷静に話を聞ける」
「じゃー説明しますけど、多分ウルキオラさんが見たのってグリムジョー先輩の上に倒れた私じゃないかな?」
「あぁ、そうだ・・・。しかしそんな状況を見れば誰だって・・・。」
「あれは本当違うんです!虫が飛んでて、慌てた私がうっかり足下にあった紙に気付かないでそのっま滑っちゃって・・・。それを先輩が支えようとして一緒に倒れちゃったんです。」
「そうだったのか・・・。」
「だから先輩は何もしてないし、悪くないんです!明日謝ってくださいね?」
「それは断る。理由はどうあれ俺の織姫に触れたんだからな。」
「でもそれは・・・。助けてくれたわけであって・・・」
「それじゃ聞くが、お前は大切にしている宝物をどうする?」
「え?宝物なら・・・箱とかに閉まって隠しますね!」
「それと同じだ。できるならお前を俺だけの箱に閉じ込めてしまいたいくらいだ。」
「えッ///ウルキオラさんってサラっとそういうこと言うんですね・・・///」
「・・・思ったことを言ったまでだが・・・。」
「私きっとウルキオラさんの宝物になるために生まれてきたんですね!なんだかすごく恥ずかしいけど嬉しいです!」
嗚呼、狂おしい程に君が愛しい。
■END■
アトガキモドキ
長くお待たせしましたアマンダ様!スミマセンorz
激怒して嫉妬したウル・・・になってますかね・・・?
表情を崩して怒るウルが想像できなくて困りましたorz
裏・・・も微妙ー;
難しいですねー・・・。
こんな駄文になってしまいましたが、リクありがとうございました☆