♪小説♪
□おめでとう、が言いたくて。
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7月15日。
今日は彼がこの世に生まれた日・・・。
温かな日差しが照りつけ、肌には汗が浮かんでいた。
スーパーの袋を両手にぶら下げてるせいで汗が拭えない。
「早く帰って準備しなくちゃ!」
黒崎くんが来るのは12:30。
それまでにお昼ご飯を用意して、あ!あとお部屋も片さなくちゃ。
それに・・・
あれも・・・。
**********
ピンポーン・・・。
「はーい。黒崎くんでしょ?勝手に入っちゃっていいよー」
玄関からそう遠くないキッチンで訪問客に言う。
時刻は12:25
5分前行動でいつも来てくれるのは黒崎だ。
「井上、鍵くらいかけとけよ。無用心にも程があるって。」
ガチャリ、と鍵のかかっていない扉を開いて中に入ってきた黒崎くんの第一声。
まぁ、私の姿を見てないから思っていたのとは違う言葉でちょっとがっかりだけど、きっと驚くはず!
恥ずかしいけど井上織姫頑張りました!
「だって・・・鍵かけちゃったら黒崎君が中に入るの少し遅くなっちゃうもん。」
「だけどよ・・・・・・って、あ!?」
驚いてる驚いてる。
どうしたの?なんて表面上では心配してるように聞いたけど、内心では悪戯が成功した子供みたいに楽しんでいた。
「お前、その格好・・・?」
「う〜ん・・・やっぱり夏は暑いからね〜」
パタパタと手を扇子代わりにして自分を扇ぐ。
下着すらつけず、見に付けているのはエプロンだけ。
裸エプロンというやつだ。
男の子はこういうのが好き、という話が女子の間であってから、いつか決行しようと思っていた。
タイミング的にも誕生日の今日がいいかなと思ってたし。
黒崎くんの反応はというと・・・。
「・・・。」
ありゃ、まさの無言。
・・・どうしよう。なんか自分のほうが恥ずかしくなってきた・・・!
「あの・・黒崎くん・・・?」
「井上・・・!」
「・・・きゃッ・・・!」
勢いよく抱きつかれたせいでバランスが少し崩れた。
それをなんとか堪えて、黒崎くんの腕の中でじっと動かずにただ心音だけを聞いていた。
ドクン・・・ドクン―
少し、早いかな?
あ、もしかして今のは自分の音?
どちらのものかわからないほど、密着していた私たち。
「えっとね、言いたいことがあったんだ。いいかな?」
「・・・ん?」
「お誕生日おめでとう!黒崎くんっ」
「あ、あぁ。サンキュ。・・・で?なんでこんな格好してんだよ?」
「・・・嫌いだった・・・?」
「・・・どっちかといえば・・・嫌いじゃねぇけどよ・・・。なんつーか・・・直視できねぇ。」
「えぇー!ダメだよ!見てくれなきゃ!」
腕の中から逃れ、黒崎くんの瞳に私が写るようにする。
だって・・・黒崎くんに見てもらうためにやってるんだもん。
「あのな・・・こーいうことされて男が平気でいられるわけねぇだろ・・・。」
「え?・・・・・・んッ!」
しっかりと頭を押さえられ、侵入してくる黒崎くんの舌を拒むことができない。
歯列をなぞられ、舌を絡めとられ、ちょっと乱暴なキスなのにどこか優しさがあって。
キスをするたびに『やっぱり私は黒崎くんが好きなんだな』と再確認する。
「んぅ・・・ッ・・・」
角度を変えながら時間をかけて口内を犯され、頭がぼーっとする・・・。
「・・・!んッ・・・!」
黒崎くんの掌が胸を包み込むように触れてくるから声が漏れそうになった。
薄い布の上から撫でられる。
「下着もつけてねぇのかよ・・・。誘ってんのか?」
「んッ・・・ぁ、ぁぁんッ・・・そんな・・・ッこと・・・あん・・・はッ・・・ん」
「でも感じてんだろ?ほら、膨らんでるぜ?」
布越しでもはっきりわかるほど存在を主張してくる乳首を、黒崎くん指で弄るからますます声が出てしまった。
「ぁぁんッ・・・ひゃ・・ぁ・・・んッ・・・あん・・ぁッん・・・」
「本当大きいよな、井上の胸。」
「やッ・・・言わな・・いでぇ・・んッ」
肩にかかってる部分から下ろすようにエプロンが脱がされていく。
あと少しで胸が露になってしまうところでさすがに恥ずかしくなりストップをかける。
「恥ずかしいよ///」
「いいじゃねぇか・・・。見せろよ・・・。」
「やんッ」
抵抗は虚しくあっさりと露出されてしまった。
両手で形が変わるんじゃないかと思うほどに揉んでくる。
時にはしゃぶられ、指先で引っ張られたり。
執拗に胸ばかりに愛撫をされ、立ってることが難しくなってきた。
「んッ・・・ぁぁんッ・・・はぁん・・んッ・・・ぁぁん、あんッ・・・そんな・・・に・・・しッ・・・ない・・で・・・ぁぁッ・・・ん」
「ホント、井上は可愛いよな。」
胸に顔を埋めていた黒崎くんの表情は気のせいか楽しそうだった。
「あんッ・・ひゃッ・・・も・・だめ・・・ぇ・・・ぁんッ」
耐え切れず冷たい床に座り込んでしまった。それでも黒崎くんの愛撫は止まらない。
それどころか激しくなっていた。
「柔らけぇ・・。俺我慢できねぇよ・・。」
「ぁぁんッ・・・はッぅん・・・ぁっ・・ん・・・ゃぁんッ・・・」
押し倒され、背中と床が触れた。
「下も穿いてないのかよ。すげぇ濡れてる・・・。」
秘部を黒崎の指が這う。
緩慢な動きがもどかしくて、気付いたら自分から腰を動かしていた。
「厭らしいな・・・。」
見下ろしながら言う黒崎くんの首に腕を回して引き寄せた。
これ以上淫らになっていく顔を見られたくないっていうのもあったけど、もっと密着したかったから。
もっと熱を共有したかったから。
「んぅ・・・」
自然と重なり合う唇。
下部から電流のように快感が駆け巡る。
触れていただけの黒崎くんの指はもう2本も私の中にある。
バラバラに動き回り刺激してくるせいで何度か小さな波を迎えていた。
「ああんッ・・!んッ・・・ひゃぁんッ・・・ぁぁんあんッ・・・んぅ・・は、あァ・・ん」
「・・・そろそろ・・・いいか?」
「うん・・・。」
――!!
さっきまでとは比べ物にならないほどの気持ちよさ。
大きくなったソレが縦横無尽に暴れまわっている。
「あんッあんッ・・・いぃ・・よぉ・・・ぁぁん!・・・はぁ、ん・・・あんッ・・ぁぁん・・!」
「ごめん・・・加減できねぇ・・・。」
「・・・もっとぉぉ・・・ああんッ・・・イっちゃ・・・う・・んッ・・ぁぁんッ」
「・・・くッ」
出しては抜いての繰り返しが何度も行われていく。
「井上、体制変えるぞ・・・ッ」
事後報告で私を後ろから突く黒崎くん。
乾いた音が部屋に響いていて耳を塞ぎたくなった。
後ろから抱きしめるように黒崎くんの胸板が背中にあるのを感じる。
揺れていた乳房は掴まれ、上からも下からも快感が駆け巡る。
「あんっあんッ!・・・はぁんッ・・・ぁぁん・・・っん・・・ぁん・・・!イク・・・!・・も・・・ぁぁんッ・・・!」
「俺・・・も・・・ッ」
「あああッ・・・ぁぁんッ・・・!」
大きな波が迫ってくるのを素直に受け止め、絶頂を迎えた。
中に放たれた黒埼くんの熱は収まりきらなかったのかあふれ出していた。
「悪ぃ・・・中に出しちまって・・・。」
「大丈夫だよ・・・。本当はね、誕生日プレゼントでいろいろご奉仕しようと思ってたけど、まさかすぐに襲われるとは思ってなかった・・・。」
「・・・それじゃ、今から第二ラウンドはじめるか?」
「え、えぇ〜!?」
「井上がプレゼントなんだろ?俺の。ありがたくいただくぜ。」
「〜〜〜///」
ちゃんとした贈り物も用意してたのに、渡すのはしばらく後になりそう・・・。
呼吸を落ちつかせる暇もなく黒崎くんからキスの雨。
おでこに、髪に、頬に、鎖骨に。
胸には鮮やかな印が咲いた。
「黒崎くん・・・大好きだよ・・・。」
「・・・俺も・・。」
来年も再来年もずっと変わらぬ愛を
アトガキモドキ
大変お待たせしましたあゆみ様orz
裏だけの駄文ですね・・・;
しかし一護は幸せな誕生日が過ごせてますねー、羨ましいです(笑)
裸エプロンの意味もあまり無いし、この一護ただの工ッチ好きになっちゃったしorz
本当ごめんなさいorz
リクしてくださりありがとうございましたw