poem

□桜輪絶歌 −オウリンゼッカ−
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5.桜は主と近し場所
 主は私と遠い場所
 近くでなしに遠からず
 傍に側にただ在りける

 あぁ、この距離届かずに
 闇に溶け逝く我が心、


 桜は貴方と近い場所
 貴方は私と遠い場所
 近くじゃないけど遠くも無いの
 ただただ傍にいるのです

 あぁ、この距離届かずに
 私の心は闇に溶け、


6.桜の季節戻りし時に
 主は私を見つめゆく
 美しくして儚い恋歌
 私は主と歌いませう

 いざ、闇の扉開かん
 桜は光を包み込み、


 桜の季節が戻るとき
 貴方は私を見据えるのです
 美しくして儚い歌を
 貴方と私は歌うのです

 いざ、闇の扉開けよ
 桜は光を包み込み、




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