□入隊
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そんなこんなで最高学年



そして卒業試験を受けた



3人とも合格だった



そして四十六室に斬魄刀を見せるとき



四十六室も瀞霊廷も



私が斬魄刀を所持し、封をしているのを知っているから




難なく卒業試験は全て合格だった



しかし、2人はそうもいかなかった...。




「僕らなら大丈夫さ!」



「ここで待っててくれ」



2人にそういわれるが



『嫌な予感がする...
気をつけて』



最後までそう言っていた



そして悪夢が到来する...。



なんと2人は同じ氷輪丸を手に入れたのだ



戻ってきたのは血の気の無い冬獅郎だけ



背には斬魄刀を背負っている




『冬獅郎...』



「満月...っ
ぅぅっ
あああああああああああッ!!!!」



冬獅郎は糸が切れたように泣き叫んだ




満月は日番谷の背をさする




泣き崩れている日番谷の背中を見る満月





『...氷輪丸...』




やはり...2人からは同じ刀の霊圧がしていた




氷輪丸に意識を集中させれば




先程の出来事が頭に入ってきた



『そうか...
......冬獅...』




「悪い...
ちょっとひとりにしてくれ」



『......』



満月は日番谷から離れ去っていった




『冬......』




止められなかった...。





満月は夜の屋根の上で空を見上げた



冬獅郎は今も泣いているだろう



“オレは必ず死神になって
尸魂界の為に命を掛ける”



“冬獅郎、満月
オレたちずっと友達だよな?”



『.........』



氷輪丸から見えた映像...




“2人の死神はいらぬ
決めねばならぬ
選ばねばならぬ
ただひとりの死神に!!
正当なる持ち主を”



“それなら俺は氷輪丸を捨てる!!”



“逆らってはならぬ
疑ってはならぬ
我ら中央四十六室の決定は絶対なり”



“やめろ!!草冠は...草冠は
俺の大切な!!”




『...中央四十六室...』



思わず拳をぎゅっと握り締める



『...どうして...
同じだったのだ...っ』



“我が名は氷輪丸
小僧、貴様が我を持つというのか”



同じ刀を持たなければ



あんな思いはせずに済んだのに...



“これより四十六室の決定を伝える
一振りの斬魄刀を2人の死神が
持つ事は許されぬ
よってこれより両名における
真剣勝負にて持ち主を決する!”



“それは2人で殺しあえと言う事ですか?”




“正当な資質
応分な能力
それほどの力なのだ、この氷輪丸は
名誉と思え”



“断る!!
草冠と闘うくらいなら
俺は氷輪丸を捨てる!!”



“ならぬ!
認めぬ!許さぬ!”



“何故同じ斬魄刀を持っては
いけないのですか!?”



“それが決まりだ
古よりの掟だからだ
逆らってはならぬ
疑ってはならぬ
戦え、戦え、戦え、戦え!!!”



耳を塞ぎたくなるような声...。



“日番谷!!
俺は氷輪丸が欲しい!!!”



“草冠!
俺はっ!!”



ガィィンッ!!!



2つの氷輪丸がぶつかり合う




“氷輪丸の所有者は
日番谷冬獅郎と決定した”



“まだ勝負はついていない!!
氷輪丸は...俺の物だ!!”



“四十六室の決定だ”



“草冠ぁぁぁああああああああ!!!!”



鬼道衆に殺された...。
























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