イナズマ11
□伝わるとき…
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部活が始まる前一之瀬と半田は部室で着替えていた
「半田ー」
「なんだよ一之瀬」
半田は声だけの返事をする
「もしここで俺が君のこと好きって言ったらどうする?」
「はぁ?」
半田ビックリしてバッと回りを見たが幸い今部室には半田と一之瀬しか居ない
「聞いてどうするんだよ?」
「んー、何となく」
と返事を返す一之瀬だがそこには何時もの彼の表情は無い
「何となくって、お前そのわりには顔がマジだぞ」
一之瀬はいきなり半田に近づいて逃げ道を無くした
「バレた?」
一之瀬は表情こそいつもと変わらないが声はいつもよりも低く半田を逃がさないといった感じだ
「もしもの話じゃ無かったのか」
半田は真顔で返す
「じゃあ質問を変えようか」
と言って半田の顔に近づいて
チュッ
触れるだけのキスをした
「好きなんだ君の事が…で返事は?」
半田はしばらく黙って
「こんな状態で、キスされて逃げない奴の返事なんて1つしかないだろうが」
半田は自分で言ったのが恥ずかしくなったのか顔を真っ赤にしながら
「俺も…お前の事が好きだよ」
今度は半田が一之瀬に近づいて触れるだけのキスをした