イナズマ11

□僕は…
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夜遅く一之瀬の姿はキャラバンには無かった

「半田…」

現在入院中の恋人の名前を呼ぶ

右手には携帯電話が握られている

だが相手と繋がっているわけではない

「あれ?一之瀬」

「吹雪か…」

「どうしたの?」

吹雪は一之瀬の横に座る
「いや…別に何でもないよ」

そう言って吹雪から顔をそらした

「じゃあ何で泣きそうな顔をしてるの?」

「ホームシックってやつかな?」

「嘘だね」

ドン

吹雪は一之瀬を押し倒した

「ちょっと吹雪!?」

「目赤いよ…」

「それはもう眠いから…ちょっ吹雪!」

吹雪は一之瀬の目にキスをした

一之瀬は吹雪から逃げようとするが吹雪の力は強く逃れることが出来ない

「半田に会いたいの?」

「!」

「僕は要らないの?」

「吹雪?」

一之瀬はいきなりの質問に戸惑ってしまう

「ふ、吹雪は雷門のエースストライカーだろ」

「違うよ…」

「え?」
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