FE短編BL

□お願い神様!
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【ヘクトル←エリウッドvsセリス】


ヘクトルの目の前、赤髪の青年エリウッドと青髪の青年セリスが睨み合いをしている。
当のヘクトルは、俺ってモテるなーと笑っているだけだ。


「だから、君は向こうにお友達が居るだろ」

「リーフはあれでエフラムとイチャイチャ(ケンカ)してるから無意味だよ」


いつもは落ち着いている2人だけに、こういう事になった時どう対処すればいいか周りの者には分からない。
なので止める者も無く、この二人の言い合いは意外にも暴走しがち。


「僕とヘクトルは小さい頃に将来を誓い合ったんだ、
今更部外者が口を出したって何も変わらない!」

「そんな約束、もうとっくに時効になってるさ!
第一、そんな小さな頃の約束を真に受けてる時点でダメダメだね! 子供のお遊びじゃないか!」

「違う!と言うかセリス、君は髪が青いからヘクトルと並んだら青すぎて仕方ないよ。僕の赤い髪と並んでこそヘクトルの青さは際立つんだ!」

「関係ないね、染めれば済む話だしな!」


ヘクトルの取り合いは終わりそうもない。
その時、ロイの横に座っていたアイクがぼそりと口を開いた。


「あの2人、ヘクトルがマルスとくっ付いてる事は知らないのか?」

「知らないんじゃね?」




*ご愁傷様END*


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