☆LONG STORY☆
□☆メガネと呪文
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「そ、そう〜?」
「はい〜!銀縁がこんなに素敵に見える人って他にはいないです。」
ヒロミの目はきらきら、いやランランと輝いてる。
知らず知らずのうちに、二人をじっと見つめてしまう。
おそらく、ちょっと鋭い視線で。
「ほんま?」
「こんなに似合う人いないです!」
「そうかなぁ。。」
「いませんって。」
「ヒロミにも似合うと思うけど。」
ヒロミはブンブンと横に首をふってる。
「じゃ、一度かけてみたら?」
「え〜!?」
「ほら〜」
と、ゆみこがメガネをはずした。
「え〜え〜??」
ヒロミが意外に照れて後ずさりをしている。
佐野さんに似合う訳ない〜!ーと、心の中で勝手な決め付けをする。
ゆみこがメガネをヒロミにかけようと、近づいたその時、
とっさに、ずいと間に立ちはだかった。
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