☆LONG STORY☆
□☆メガネと呪文
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ゆみこはちょっとあいまいな表情を浮かべながらも、
私がなにも言わないので、
笑顔を浮かべて、メガネのツルに手をかけてポーズをとる。
「ゆみこ〜ますます、いいわ〜!」
ハマコが無邪気にまた褒めた。
まんざらでもなさそうにゆみこも笑ってる。
シャッター音が響いた。
なんか面白くなくて、私は黙り込んだ。
多分、ゆみこもヒロミもそれに気がついて、
ゆみこはさぐるような視線でこちらを向き、ちょっと困ったような表情を浮かべてる。
ヒロミは気がついてて、さらにゆみこにすり寄る。
なんて挑戦的〜!
ヒロミ〜!!
「ゆみこさん、本当にかっこ良い〜!
ゆみこさんがかけてるってだけでも、わぉ〜なんですけど
また執事役って言うのが、たまりません〜!」
さら〜っと私を見てから、甘えた鼻声でヒロミがゆみこに訴えてる。
ヒロミ〜!!
猫のような目でうっとりとゆみこを見つめてる。
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