☆LONG STORY☆

□☆メガネと呪文
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「そんなん、言う?!」

ゆみこが、口をへの字にして私を睨んでる。

チカさん、ヒドイよ。
ちょっとでも喜んでくれたら、
ちょっとでも疲れてるのを癒せたらって
メガネかけたのに。

あんな言い方。。
写真くらいいいやんか〜。
自分だって、いっぱい下級生としゃべって、いっぱい写メだって撮ってるくせに〜!
しかも時には、超かっこいい上級生とも〜!


「こっちの気も知らないで!」

「知らんもん!言ってもくれないのにわからへん!」


確かに、、。
わからないかもなぁ〜と、思った。
ちょっと悪かったなぁ〜と思って、ゆみこの顔を見た。
すると、ゆみこが目をキッと細めて睨みつけてきた。
それを見て、ちょっと反省しかかってた気持ちが、反対向きにブンと動いた。


「もういい!ゆみこなんて。勝手にしたらいい!」

「ハイ!ハイ!勝手にしますよ〜!メガネかけまくって、皆と写真撮りまくるもん〜!!」

「どうぞ、ご勝手に〜!いくらでも撮ればいいじゃん!」



「気持ちわかってないのん、チカさんや〜!」

「どうせ、わからずやだよ!」

「…。チ、チカさんのために、、わた、、」


ゆみこの言葉が途切れた。
けれど、動きかけた私の口は止まらなくて。。

「ちょっと皆がちやほやしてくれたからって、ゆみこ、いい気にならないで!」

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