☆SHORT STORY☆

□☆一緒に超えて
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☆一緒に越えて。


もうすぐ除夜の鐘が鳴り始める。

わたしはチカさんの腕の中にすっぽりと包まれている。

自分の両手もチカさんの背中にまわして、しっかりとチカさんを感じている。


ふたりの鼓動は溶けあって。

ふたりの気持ちも重なり合って。

ただ、相手の温かい感触だけを感じ合って。

熱が全身へと巡って。

甘い吐息が自然に零れ落ちて。。

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