基本銀新2

□Kiss me please(完結)
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焦らすようにして中を浅く弄られたあとは、指が根元まで滑りこみ、そしてぬるぬると引き出される。

前にも手が伸びて銀さんの大きな手で一緒に擦られる。ぐちゅぐちゅと卑猥に響く水音。

僕はもうどうしていいかわからなくなった。

筒にした手で性器を擦られながら執拗に後ろを探られ、弱いところを重点的に弄られているうちに足ががくがくと震えてきた。

腰に熱が集まる。はっはっと短い息をついてなんとか呼吸を整える。肌にじんわりと汗がにじむ。

「ふ…っふ…あ…」
「いやらしい…新八」

銀さんが耳元で囁く。僕は洗面台にしがみつき、お尻を突き出して立っているだけで精一杯だ。


「見ろ。このイヤらしい顔」

そう言われて、そんな自分はみたくないのに顔をあげる。

案の定洗面所の鏡に映った自分は間抜けで情けない顔をしていた。


泣きそうな表情で口を犬のように開けてはあはあと息を切らした姿。頬を紅潮させてどこかぼんやりした目をした自分が鏡の中から自分を見つめる。

いやだ。こんな顔みたくない。
でも銀さんの言うことは絶対だ。従わなければならない。

「いい顔してんぜ」
そういいながら銀さんは後ろからねろりと耳をしゃぶった。びくんと体が揺れて、銀さんの指をくわえ込んだ後ろがきゅうと窄まったのが自分でもわかる。


「う…あ、あん」
「すっげえな。ケツいいか?ひくひくしてんぞ」
毎晩自分で弄ってんだろうーこの淫売め。

そんなことを言われても何もいえない僕はただ銀さんの指で喘ぐだけだった。

「毎晩、僕はお尻いじってますーって言えよ」くくくと銀さんが冷たく笑う。
僕が首を振ると、「言えって俺が言ってんだろ」とぱしんとまたお尻を叩かれた。


そんなことはしてない。そんなことはしてない。けれど銀さんの言うとおりにしか出来ない僕は、洗面台にしがみついたまま、お尻を突き出し、言われたとおりの言葉を口にする。

「ま、毎晩…いじってます…」
「ケツを?」

「は…はい…」
「こう…ぐちゅぐちゅやってんだぁ?」

泣きたい気持ちで首をふると、すぐに「ほら言え」と迫られて、「はい、ぐちゅぐちゅ…やって、ます…僕は…毎晩お尻を…自分で弄ってます」と言わされた。

「銀さん…」やだ…やだ…

「なに泣きそうな顔してんの?」
洗面所の鏡に映った僕はたしかに今にも泣き出しそうだ。慌てて「だ、大丈夫です」と首をふった。言うとおりにしないと。銀さんの言うとおりに…
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