基本銀新2

□一週間 6日目(完結)
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6日目。
最後の日






「あ…だめです。だめって」


そのまま新八をソファーに押し倒す。
するすると袴の紐を解いて、ずるっと足から引き抜こうとすると「やだ…銀さん」なんて新八が慌てて脱がされまいと服を掴んだ。

「なんでー?神楽帰ってくんの明日だぜ?」
「だ、だってこんな時間に」

確かに。時計を見るとお昼の2時過ぎ。窓の外は早春の青空。太陽さんさん。たしかに「こういうこと」スルにはいい天気すぎる。

「ばっか。こんな時間だからいいんだよ」
あがく手首を押さえてするっと袴の下を剥ぎ取った。縞々のトランクス
あ、またこんな色気のねえ下着着て。

俺はくすっと笑って下着もひょいと足から抜いた。ばたばた抵抗するから片足しか抜けなかったけど、袴の上だけ着て、下着を足に引っ掛けたその様子。白い足に足袋だけ履いて…うん、いい。すごくいい。

「やだ!だって…あ、ちょっと!」
白い足を掴んでぱかっと開かせる。

「お、ちょっと勃ってんじゃん」
柔らかい下生えを手で弄りながら言うとかあっと新八の頬が染まった。

「だ、だって…」
「なーに?さっきのキスで感じちゃった?」
二人っきりの最後の昼下がり。新八の入れてくれた茶を飲んでまったりと馬鹿話して…
いちゃいちゃしてるうちに…んでこうなった。自然な流れじゃん。しかたねーじゃん。

「も、見ないでくださいよ」
コイツ毛も薄いよなーちんぽもピンク色でかーわいい。
舌なめずりするようにしてまじまじと見ていると新八が股間を手で隠そうとする。

「こら、手邪魔」
「あ、明るいからやだ…」
「いいじゃんーいっつも暗いとこでこそこそやってんだから」
「く、暗いところでこそこそやるもんです!」

んなわけねーだろ。
明るいところで隅々まで見てえに決まってるだろー

「やだ…!」
「うご!」
油断してたらばたばたする足に顎を蹴られてのけぞる。ソファーから転げ落ちそうになった。

「み、見ないでくださいよ!」
真っ赤になった新八。あてて…あーもうコイツ……かわいいんだから。
一昨日風呂場ん中でじっくり見たって。もう。昨日だって電気つけてやったじゃん。
昼間に居間ですんのがそんなに恥ずかしいかねー。たしかにガラス越しにさんさんと春の日差しがさし込んで、外で遊ぶ子どもの声とか聞こえるけどよ。


「銀さん…いいかげんに!」
「俺に内緒でいかがわしいバイトしてたヤツ誰だ?」
切り札を振りかざすと新八がぐっと詰まったように一瞬抵抗がやんだ。


「お妙知らねーんだろ?言っちゃおうかな」
「ぎ、銀さん…!」
あせった顔ににっと笑って見せた。

俺にうまいもん食わせようとしたコイツの健気な気持ちは嬉しいが、あのやきもきした数日間の悶々はちょっとな。バイトとはいえ、あんな格好して他の男にお酌なんぞしやがって。

我ながら狭量とは思うが、オヤジにいやらしげにおさわりされていたパチ恵だった新八の姿がちらちらと目に浮かぶんだから仕方ねえ。


コイツと二人きりの一週間。あっという間だった。
時は二度と取り戻せない。俺は悔いのないように一瞬一瞬を大切にする。


一見かっこいい台詞だけど、考えてることはまあ、アレしかねーんだけどよ。
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