沖田総受1

□無邪気な子供2(後編完結)
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『こ、こにいたら旦那に会えるかと思って』

赤くなってつぶやいた沖田君の言葉。それって「旦那に会いたかった。」ってことだよね?食べたくもないアイスを舐めて俺をまっててくれた?思いがけない可愛い言葉に思わず人気のないビルに連れ込んで無体な事をしちまった。

沖田君。反則だよ。そのツンデレ。時々繰り出される甘い言葉に俺はさらにノックアウトされた。

やばい。日頃沖田君のドS攻撃にさらされて「ツン」しかしらない土方のヤローなんざ、この「デレ」に少しでも触れたら理性がふっとぶぞ。

俺はそのまま沖田君をかっさらって家に連れて帰って閉じこめたいのをぐっと押さえて屯所に帰した。我ながらたいした精神力だ。


しかし、あのヤローにはまだ感づいてほしくない。沖田君は気づいてないが、アイツの存在は沖田君の中ではかなり大きい。大事にしてたものを横からかっさらわれた衝撃に理性のストッパーがはずれたヤツには沖田君はかなわないだろう。力でも、
心でも・・・。

明日、明日と言い聞かせる。
明日沖田君がやってくる。

『落語聞きに梯子してくるってあらかじめいっておけば、遅くなっても・・・』
沖田君が潤んだ目で俺に言った。

ヤローどもの集まりの真撰組で出入りの時間を厳しく聞かれるなんてきいたことねえ。しかも沖田君限定だ。あのニコチンヤローどこまで独占欲が強いんだ。

まあ、でもヤツがここまで守ってくれた。あの無防備さにあの容貌、そして天真爛漫な振る舞いに時折見せるはかなさ。
いくら剣の腕がぴかいちだって、ゴリラやマヨラーが守ってこなきゃ、あんな自分にむけられる欲望に無頓着な子にはなりはしない。



白くしなやかな体が俺の腕の中でもだえる様子を思い出した。かわいいお尻を開かれてずぶりとそのちっちゃな蕾を貫かれて・・・


うおっ早く抱きしめて体中にキスして意識がぶっとぶほどイかせて可愛い声であんあんいわせてえ!

「・・・って銀さんなんかおかしな妄想が口からだだもれなんですけどーっ!!」「銀ちゃん最低アルっ!!」

…明日こいつらどうにかしねぇとな…
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