ビバ!リレー小説★
□Can do it for you
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「コホッ・・・・ハァ・・・・ゲホゲホっ・・・」
「・・・ユチョン?」
「・・・」
朝方、ふと目を覚ますと、隣にいるはずのユチョンがいなくて、名前を呼んでみる。
「・・・ハァ・・・」
姿が見えないのに、いる気配は、する。
「ユチョン?」
もう一度名前を呼んで起き上がるとベッド脇に胸を押さえて蹲るユチョンがいた。
「どしたの?」
「・・・」
苦しそうに眉間を寄せて、胸を押さえたまま、ユチョンが無理矢理笑ってみせた。
「ごめ・・・おこ・・・しちゃ・・・たっ?」
息をするたびに上がる肩。
「ユチョン、発作?」
僕は慌ててベッドから降りるとユチョンに駆け寄った。
「どうしたの?苦しい?背中擦れば少しは楽になる?」
苦しそうに息を吐き出してユチョンは僕の方に顔を向けた。
「ありが…と。少し・・・楽になっ・・・たよっ」
背中を擦りながら心配そうに覗き込むと
嘘 …
まだ辛いくせに僕を安心させようとして…余計に心配になっちゃうよ。
発作はたまにあったけどこんなに苦しそうにしてるのは初めてでどうしていいか分からなくなる。
「まっ、待ってて!薬は?とっ、とにかく誰か呼んでくるっ」
今にも飛び出していきそうな僕の腕をぎゅっとユチョンが掴んだ。
「えっ…」