ビバ!リレー小説★
□If a lip touches・・・
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「ジュンス〜、ねぇ、今から時間ある?」
チャンミンとしていたゲームをキリのいいところで打ち切って飲み物を取りにきたジュンスに声を掛けた。
「今から?・・う〜〜ん いいけど なに?」
冷蔵庫から牛乳パックを取り出して、コップに注がずそのままラッパ飲みをしながらジュンスが答えた。
ジェジュンヒョンに見つかったら大目玉なのに・・・いつまでたってもこの癖は治らないみたいだな。
「ちょっとドライブ行かない?」
車のキーを指でクルクル回して見せるとジュンスの瞳がパッと輝いた。
「ドライブ!?どこまで〜〜」
「ヒミツv」
「また ユチョンのヒミツ・・が出たよ。いいよ。」
笑いながら牛乳を<飲む?>と言うように見せるから、俺は首を横に振ると<そ?>とでもいうような顔をして冷蔵庫に片付けた。
振り返った顔はもうドライブモード突入でワクワクした感じを抑えれないようだった。
「きっと気に入るよ?」
「ほんと?・・じゃあ、行く!」
「うんvあ、寒いから暖かい格好しておいで?」
「うん・・・ちょっと待ってて」
<ユチョンと出かけるね〜〜〜>とみんなに大声で言いながら支度をしに部屋へと走っていくジュンス。
バタンバタンと言う物音とチャンミンとギャァギャァ言い合ってる声とが廊下に響く。
ジュンスの周りはいつも本当に騒がしいんだから・・・。
「ユチョンヒョン、ジュンスヒョンばっかずるいですよ!」
部屋から顔を覗かせてチャンミンがぶ〜たれた。
「チャンミンは今度美味しいレストラン。」
「あ、そっちでいいです。早くうるさいジュンスヒョン連れてっちゃってくださ〜い」
「なに〜、チャンミン、ひどいなぁ!」
<レストラン>の一言で納得したチャンミンは<早く、早く>とばかりに手をヒラヒラさせてジュンスを見送った。
2人のやり取りがおかしくてつい、吹き出してしまう。
チャンミンに振り返って<い〜だ!>なぁんてしながら駆け寄ってくるジュンスはめちゃめちゃ可愛いv
「お待たせっ!これでオッケ〜〜!ユチョンは寒くないの?」
薄着なままの俺を見てジュンスが問いかけた。
「俺?車にコート乗っけてる」
親指で車を指して答えるとジュンスは楽しみで仕方ないといったようにニッコリ笑った。
「そう^^ じゃ 行こうよ!」
「よし、しゅっぱ〜つv」
「しゅっぱ〜〜〜つっ!!!」