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□まどろみの時
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場所はとある常夏の南国の島。
抜けるような青空に真っ白い入道雲が浮かんでいた。
真っ白な誰もいないプライベートビーチでチャンミンは眩しい太陽を背中にたっぷりと浴びていた。
しなやかなSライン。
すんなり伸びた足の先を交差させながら素肌を撫でていく風邪に瞳を閉じてまどろむ。
「チャンミン?」
声の主の大きな影がチャンミンを包んだ。
チャンミンはゆっくりと瞼を開け、声のした方へと首を曲げた。
「あぁ、ヒョンですか」
声の主にひまわりのような笑顔で答えた。
逆光で顔はよく見えないけれど、彼の茶色の髪越しに日が差し込んでキラキラと輝いて見えた。
「よく焼けたねv」
チャンミンの横にしゃがみこんだユノの視線がうっとりとチャンミンの肌を滑っていく。
「気持ちいい?」
「はいv」
ニッコリ微笑んでチャンミンは再び瞳を閉じ熱く焼けた砂に身を任せた。
そんなチャンミンの姿は幻想的、魅惑的にユノの目に映る。
そしてユノはそっとチャンミンの肩に触れた。
「・・・?」
「サンオイル、塗ってやろうか?」
「あ、ありがとうございますv」