クロウサギの詩

□詩(1)
1ページ/15ページ

狂ってるって人は言ってる
愛に狂いは付き物デショ?
醜い僕を愛してくれた人に
狂わされても全然構わない
憎悪じゃなくて、愛故なんデショ?
狂わされても殺されても
鳥籠の中の鳥は主人を憎まない様に
僕は貴方に憎悪を抱かないデショウ
つまんない日常を切り裂てくれた貴方
僕に愛と言う名の刺激をくれた

壊された鳥籠の外で
飛び方を忘れた鳥が
自由と言う名の束縛をくれた
貴方に愛を今捧げるだろう
そして世界はまた始まりに戻ってゆく

この地に咲くあの綺麗な花の様に
貴方はとても綺麗で美しく微笑む
紅の薔薇は僕を見て嘲笑ってる
僕が醜い事を快感にしている様で
酷く血の様に美しく純粋だった
枯れた花は全てを悲しみ散りゆく
僕はその枯れた花の様に悲しみ
貴方に綺麗に微笑まれるだろう
狂わされるのは僕だけじゃなく
あの紅の薔薇さえ狂わされる

壊された鳥籠の外で
飛び方を忘れた鳥が
自由と言う名の束縛をくれた
貴方に愛を今捧げるだろう
そして世界はまた始まりに戻ってゆく

時はわたしを置いてゆくけど
貴方は僕を一人にはしない
貴方も僕も人では無い様に
人を憎んで時を刻む
過去にあった悲しみも
先の解らぬ未来も
きっと僕と貴方の闇は終わりはしない
時は運命を辿る様に
僕達を地獄へ導いてゆく

壊された鳥籠の外で
飛び方を忘れた鳥が
自由と言う名の束縛をくれた
貴方に愛を今捧げるだろう
そして世界はもう終わりに向かっていく
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ