アレリナ小説1

□悲しき少年
4ページ/8ページ

「で、どうしたの?こんな時間に」




「いえ、ただ黄昏ていただけですよ…」




アレンはポーカーフェイスで乗り越えようとしたが




「うそよ」




あっさりとバレてしまった




-はぁ…何でリナリーの前じゃ嘘をつけないんだろう…-



と、アレンは心の中で呟いた




「どうして悲しそうな顔をしているの?」




「…昔の事を思い出していたんですよ…」




「昔の事って…マナさんの事?」




「えぇ…マナを壊した日が今日だったんですよ…」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ