狼×私SS
□第五話
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―翌日
『野ばらさん、おはようございます』
いつもより早く起きた美希亜がラウンジに行くと、野ばらが一人紅茶を飲みながら雑誌を読んでいた
「おはよう美希亜ちゃん。今日の私服も可愛いわ〜、メニアック♪」
『ありがとうございます。此処、いいですか?』
朝食を持って野ばらの向かい側に立つ美希亜
「モチロンよ♪、美希亜ちゃんの食べる姿を独占できるなんて…(ハァハァ////」
『あ、あまり見ないで下さいね…食べにくいので(汗)』
野ばらに見つめられながら食べる美希亜
「…今日は珠狼神と一緒じゃないのね」
『はい、部屋に行ったんですけどまだ寝てたので』
ガタッ!
「寝込みを襲ったの美希亜ちゃん?!……なんてこと…」
勢いよく立ち上がりテーブルに臥せった野ばら
『してません!、野ばらさん落ち着いて!////』
慌てて野ばらを落ち着かせた美希亜
『…あの、野ばらさんは奏朶の事をどう思ってるんですか?』
ふと、昨日反ノ塚が言ってきた事を思い出した
“色々あるんだろうけど、心配だよ”
『(野ばらさんもそう思ってるのかな?)』
と単純な考えをしていた美希亜