狼×私SS

□第八話
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「凛々蝶様…本当に行ってしまわれるのですか?、僕を捨てて…」

目をウルウルさせながら片膝を付いて凛々蝶の手をしっかりと握る御狐神


「すぐ戻る」

「すぐとは…?、離れている間の一瞬が千秋のように感じてしまうのに…」

「君」

段々苛立ってきている凛々蝶


『……』
「……」

そんな二人を美希亜はハラハラ、奏朶は他人のフリようにそっぽを向いて見守っていた


「凛々蝶様…此処でずっとお帰りをお待ちしております…!」

「トイレぐらいは普通に行かせんか!!」

ついに堪えきれず怒りを爆発させた凛々蝶


「ドス黒野郎…」(←御狐神の事)

『あはは…』


―私達は今、とあるデパートにいます

何故そんな所にいるかというと、それは3時間前の事…




――





『おはよう、凛々蝶ちゃん』

「おはよ〜っす」

偶然ラウンジの厨房前で会った一反木綿の反ノ塚と一緒にコーンフレークを食べる凛々蝶の元へ行く美希亜


「何、朝メシそんだけ?、少なくね?」

「はっ、気安く離しかけるなと言った事をもうお忘れかな?…おはよう」

美希亜と反ノ塚は凛々蝶と同じテーブルに座った
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