言の葉マスカレード

□あなたを描いた妄執
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朝焼けに嘆く

空を焼く赤は
貴方が流した最後の赤に似てる
「…泣かないよ」



虹の底の絶望

馬鹿みたいに夢書き付けて
絵の具が全部混じって真っ黒になっちゃった
あの時の無邪気な落書きは
今日の絶望を書いてたんだ



腹を、裂くような、悲鳴、

縫合は嗚咽で



知らなかったから飛べたんだ。

君が遠くで手を振ってる
嬉しくって走った
地面を蹴ったら、そのまま沈んだ
30秒前は飛べたのに



いただきます冷蔵庫のなかのあなた

どうして冷蔵庫なんかに隠れたのさ
冷凍庫だったらレンジでチン出来たのに
二度と目覚められないかもって思ったんだね
でも僕は永久冷凍保存で頼むよ



のみ こめ ない!

ああ、もう!
全部全部のみこんで!
OK、同時に私が喉を裂いてあげる
3 2 1
"愛してた"



いち、に、さん、足りない

綺麗な思い出数えよ?
いち、に、さん
あれ?
キラキラ足りない



下品ねでもすごくきれいよ。

汚れさえも愛してあげるわ



ねえ、愛すから(愛してよ!)

ああ、そう
こんな掠れた声じゃ届かないって言うんだね
聞こえないフリしてさぁ
これが全力って知ってんでしょ?



踏み鳴らす、なんのおと?

これはあの卑猥なヒールの音?
違うよね
これはきっと…
そうだ、きっと
あの日の笑顔を落としてる音



君と君以外

そこに何の境界線があるっての?
「線なんかないんだ!」
一つジャンプしたら、谷底に真っ逆様



わらってるくせにね

本当はわらってんのに
上手くわらえないから隠すよ
「そのおめめから流れてるの
甘いの?酸っぱいの?」
「違うよ、味なんてないんだ」
「どうして?」
「君だから」



Killing「  !」

あなたは狂気すら愛してくれた
それが今はツラいね
いっそ死んじゃえ、愛されくれいじぃ



死神の涙

それは一万年に一度の奇跡
死神が流した涙が渇いた地面を潤した
育まれたそこに咲いたのは勿忘草



ごめん、ごめんね、すき

おもい?おもいよね?
ごめん、ごめんね、すき
だいすき
だからころして




 
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