Memoria

□35:来たる闇夜の赤
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こんな風に刃を突き立てていると、



――――あの日のことを思い出す。




















「テメェがやったのか?」




















赤く染まる日、

赤く染まる壁、

赤く染まる地面、

赤く染まる自分、




その中で、黒い髪と赤い瞳を持ったその人は俺にゆっくりと近付いてきた。


























「面白いじゃねぇか」























赤く染まった俺を、

抱き上げてくれたのは…
XANXUS様だった…――――――






















35:来たる闇夜
























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