Memoria
□19:終着→始まりへ
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紅葉はゆっくりと病院の真っ白な廊下を歩いていた。
まだ、骸を倒して半日も経っていないせいか、
まだまだ傷がいえていないものも多く、
病院はけが人などでごった返しているのだった。
病院には並中生がたくさんいて、紅葉を見るたびに、ひそひそと陰口をたたいているのが聞こえる。
だが、紅葉はなんら気にすることなく、
目的の病室がある階までエレベーターに乗り込んだのだった。
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