短い夢たち
□放課後の秘密、未来の約束
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そして放課後。
私は教室でまっていた。
日吉くんのカバンは教室にあるけど、なんとなく不安になってしまう。
きっと、部長さんに説明しにいったんだよ。
なんでかな?
不安は消えない。
ガラガラッ
「遅くなった」
日吉くんが入ってきた。
『部活?』
「あぁ」
『部長さん許してくれた?』
もう夏は終わっているから部長は2年だよね?
「部長は俺だ」
『へぇ、そうなんだぁ』
「知らなかったのか?」
『うん。……でも知れて良かった。』
私は自然と笑顔がこぼれる。
「…………!…………れ、練習しないのか?しないなら帰るぞ」
「あ、そうだね」
なんで日吉くん赤くなったんだろう?
それに私の笑顔がこぼれて、胸があったかくなった…なんなんだろう?