短い夢たち

□お守り
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*****次の日*****


「まだか?」

「だから、もうちょっと!」


また放課後若で充電していた

今日はいつもより長い。

なんでって?

昨日まっすぐ家に帰らなかった理由、、珍しく若が寝不足ってこと、、指先にたくさんはられた絆創膏の原因を聞いてもなにも教えてくれないことへの………やきもち。………と嫉妬。


「はやく家に帰って寝たいんだが…」

「理由教えてくれたらいいよ」

「………」


ほらぁ〜!!


それから私もそろそろ帰らなきゃいけなくなって下校。

今日は手芸屋さんの前でもとまらなかった。


そして別れ道。




「じゃあまた明日ね」


「ちょっとまて」

いきかけた足を止めて若をみる。


若の手には小さな袋。

「やるよ」


「え…?」


受け取って中をひらく。


「お、まもり……?」


そのなかには手作りのお守りが入っていた。

「……同じ高校、行くんだろ?」




「………うん!」



きっと昨日、若は手芸屋さんによるためにまっすぐ帰らなかったんだ。

それに、寝不足も、絆創膏も、私のために……




「若……ありがとう……」




お守り





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