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□おれ流、やきもち×伊吹瞬
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(………)









真剣な眼差しで







見つめる先には、











「あはは…何それ?」



「ほんとですって!?すげー驚いたんですよ?」









楽しそうにおしゃべりする塚本と名無し。













すると、











「はい、はい。しゃべってないで練習〜」



「すみません…コーチ」



「なんですか〜邪魔しないで下さいよ…」



「な、凪くん…」



「瞬がいない間に名無しちゃん独り占めしようなんて甘いんだよ、罰として走らすぞ」



「わかりましたって…ちぇっ」



とぼとぼ練習に戻って行く塚本。







(………)











今度は、





「名無しちゃん、瞬がいない間でいんだけどこれさ…」



「なんですか?」





今度はコーチか。








(………)









近いな…




距離が。








とか思ってたら、












ごつんッ!!











(ッ…―痛っ)



「こぉら瞬!ちゃんとやんなさい!!」


高橋コーチに怒られた。



「すみません」



「これ終わったら、休暇入れてプール戻るわよ」



「だいたい何見て…」





……うふ、

にやりと笑う高橋コーチ。



「はは〜ん、つまりやきもちね」



「まさか、焼く必要ないし」



「まぁ、自信満々ね。でも〜気をつけなさいよ?」



「何をですか?」



「女心と秋の空って言うぐらいよ〜」



そう言って

プールに先に戻った。









トレーニングを終えて

プールに戻る。



「高橋コーチ、戻りました」



「じゃあ少し休んで」



「はい」



「あぁ〜、名無しちゃんならまだ川瀬くんの所よ?」



にやっと笑って言う高橋コーチに



「大丈夫ですよ、俺の専属だから」



と名無しの方を見ると、

俺を見つけた名無しは

川瀬コーチに何か言って

こちらに走ってきた。



「瞬、休憩?」



「あぁ」



「ドリンクとか持ってくね」



とパタパタ走って行った。



「だから言ったでしょ?心配ないって」



高橋コーチに言うと、



「つまんな〜い」と川瀬コーチの所に行った。











やきもきなんて必要ないんだ。



最後には俺の所に戻ってくるから。




それに…

そろそろ名無しの

そういう鈍感な所にも

慣れないと(-_-)









やきもきって結構つかれるから。











そんな事思ってる時点でやきもちか?










まぁやきもち焼いたって

この笑顔で無かった事にかな。







「瞬?」



「ん?」



満面の笑みでドリンクとタオルを持ってきた
名無しの頭を撫でながら微笑む。



「な、なんでもない…///」


(なんで笑ってるんだろ…?無意識?)






こんな顔見られるの俺だけかな。





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